2日目
第2話です!
今回は翌日からの話です!
あー。新学年になって2日目だけど学校行きたくない……
「花音、早く学校行きなさい!」
やばい。もうダッシュで行っても遅刻する
「今日休みたい」
親にこんなこと言ったって意味ないのは分かってる。
「はぁ!?甘えんな!送ってあげるから行きなさい!」
学校行きたくないのに、送って早く学校に着くようにするとか、脳腐ってるのかよババア。
(学校到着)
靴箱で上靴を手に取った。1枚の紙切れが入ってる。
読んでみた。
「今日の昼休みにプール裏に来い。来なかったらあのときみたいにする」
この文を見てヒヤッとした。
あのときのことは思い出したくない。
去年の夏、合同体育でプールをしてて急にプールに突き落とされてパニクって溺れて救急車で運ばれたあの日。親に怒られてクソ担任にも怒られて、どうしたらいいか分かんなくなった。
そんなことを考えながら廊下を歩いて教室に行ってた。
「伊川さん、おはよ!」
びっくりしたー。声で誰か分かった。
「おはようございます」
「眠いね!」
「はい…」
「授業中以外は敬語じゃなくていいよw」
「分かりました」
この川崎先生はけっこう良さそうな先生だ。
(昼休み)
とうとう昼休みがきてしまった。プール裏へ行く。
「遅い!昼休みになったらすぐに来いよ!」
あー。もうここから逃げ出したい。
「ねぇ、今日呼び出した理由分かる?」
「分かりません…」
敬語を使わないと殴られるから敬語は必須だ。
「あのさ、うち、5組で担任最悪だからうちの担任を後ろから押し倒してくれない?」
如月。何考えてるんだよ……。
「やらなかったらお仕置きだから!」
サブリーダー的な5組の山田さつきまで…。頭が真っ白になった。
「時間切れー!」
「ちょ…ちょっと待って!l
「タメ口ってどーゆーことやテメー!」
やばい。敬語を忘れてしまった。
その瞬間だった。
山田に後ろから押されて転んだ瞬間に如月に水をかけられた。
幸い、水は普通のきれいな水だけど制服はビチョビチョ……。
昼休み残り5分の合図が鳴って早めに教室に戻ってたら杏奈がいた。
「花音!めっちゃ濡れてる!」
「あっ。うん……」
「どしたん?それ」
周りに如月や山田がいないことを確認して事情を説明した。
「えっ!まじで?やばっ!」
「お願いだから先生には言わないで!」
先生に迷惑かけないって決めたから迷惑はかけない。
「でも、先生に言わないと……」
「今日1日は我慢するから!お願い!」
「うん、わかった…。寒くなったら言ってね!」
なんとか杏奈を説得した。
掃除の時間になったので掃除場所である自分の教室に行く。
ほうきで床を掃く。
「おー!みんなお疲れー!」
先生は相変わらずテンションが女子高生w
掃除めんどー。そう思いながらぼーっと床を掃いてた。
「伊川さん、制服ビチョビチョじゃん!どしたの?」
うわ。バレた。どう言って誤魔化そう……
「あの、その、なんか。まぁあって濡れて…w」
「説明になってないじゃん!着替えなくて大丈夫?」
「あっ。大丈夫です」
良かった。どうにかできて。1年間いじめがバレないようにできるかな?不安だわ……w
まぁ頑張ろw
(放課後)
家帰りたくないなー。
そんなことを考えてたら、後ろから如月に押された。
「ダッサ!5年にもなって転ぶとかクズだろw」
うるさいわ。本音を口に出すとボコされるから黙っておこう。
そのあと物音がして如月は逃げていった。
(その後)
その後いろいろありながらも最初の2週間は終わった。
そろそろ5月にある運動会の練習。
リレー出たくないなー。
去年の運動会の徒競走がいじめてくる大野香澄と一緒になって1位になって死ぬかと思うくらい殴られた。もう運動会嫌だな。
明日は50m走のタイム計測。いやだなー。
読んでくださりありがとうございます!
もっといい作品を作りたいので是非、辛口でもいいので感想、評価を待ってます!
次話も是非読んでください!