表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
苦痛の日々  作者: あやぽん
16/17

全国大会

全国大会まであと1週間になった。

練習はあと4回しかない。

今は1人に1人の先生がついて、指導をしてもらってる。


今日はタイムを測ってもらった。

「12.94!!伊川さんすごじゃん!」

自分の担当の北平先生が笑顔でそう言ってくれた。


「いやいや、まだ改善点はあるので」

「これもっと頑張ったら決勝いけるんじゃない?」

「多分ムリですけど頑張ります!」


今日もしっかり練習をして最後にリレーのタイムを計った。


橋本さんがゴールした!

「55.67!前よりめっちゃ速くなってる!スタートダッシュとバトンパスもっと上手くしたら54とか53秒台行けると思うよ!」


明日の練習は改善するところを改善することにした。



家に帰って陸上の速い選手の走ってる動画を見た。

自分で改善するとこをたくさん見つけた。



(大会2日前)


大会直前は当日に向けての準備ということで今日が最後の練習。


5年生の知里ちゃんは47m投げることができた!


自分も練習して、いい感じに走れるようになったからタイムを計る。


「12.79!こないだより速くなってる!」

「よかったー!」


今日も何度かリレーのタイムを計った。

バトンパスや走るのが速くなったのもあってか最後のタイムは54.87だった。



(最後の集合)


「当日は朝の5時に学校に来てください。バスで隣の県の競技場に行って大会を行います。伊川さんは100mで全力を尽くして、田中さんは頑張って50m投げてください!リレーは頑張って予選突破してください!」


北平先生がそう言って小学校生活最後の陸上練習が終わった。



家に帰ると親がいた。

「明日の大会見に行くからね」

「えー、最悪」

なんで来るんだよ。ずっと嫌がってたくせに。



(大会当日)


バスに乗って競技場に行く。朝早かったので寝た。

競技場に着く10分前に目が覚めた。もう7:40だ。


「杏奈おはよ……」

「花音やっと起きた!おはよ!」

「おはよ……」


眠いよー。でも1時間後には走らないといけないのか……。



競技場に着いて開会式が始まった。

参加者全員が並んで代表者の言葉。


代表は❤︎❤︎小学校の島枝凛花さんだ。


「県大会を突破し、今日この素晴らしい舞台に立つことができることを光栄に思います。今日、今までの成果を出し切って小学校生活最後の陸上記録会を思い出に残るようにしたいです」



最初は走幅跳だ。

6年の優勝者は去年の優勝者だ。


進んでいって次はジャベリックボール投げ。知里ちゃんが出る!

「知里ちゃん頑張れ!」

応援席から応援した。


知里ちゃんの記録は48m31。結果は5位だ。


知里ちゃんが応援席に戻ってきた。

「お疲れー!5位おめでとう!」

「ありがとう!」


次は100m走。予選3組になった。

予選2組が終わり、次は自分の番だ。


記録は12.85。準決勝進出記録で準決勝に出る。

準決勝は1組になった。自分の番までイメトレをして挑む。


「よーい。ドン!」

今までにないほどいいスタートダッシュができた!


そして12.78。決勝進出が決まった!


「よーい。ドン!」

自分にとって小学校生活最後の短距離の個人競技。


記録は12.75。結果は2位。1位とは0.01秒差だった。


応援席に戻ろうとするとみんなもうリレーの準備をしてた。


「花音おめでとう!」

「ありがとう。リレー頑張ろうね!」


80mHも終わっていよいよリレー!

予選5組だ。


記録は54.32!なんとか準決勝進出だ!


準決勝は2組。

「よーいドン!」

杏奈が走る。3位だ。


バトンパスは成功し自分は全力で走って1人抜いた。


山田にバトンパス!山田がものすごく速くなってる!


アンカーの橋本さん!全力で走って結果は53.88。超ギリギリで決勝進出!



決勝になった。いよいよ最後だ。

杏奈が走るけど4番目だ。決勝はキツイ。


バトンパスして走る。

「伊川さんガンバレ!」

北平先生の声が聞こえてくる。


1人抜いた!


バトンパス直前にもう1人抜いた!


山田が走ってると抜かれて3位になった。


橋本さんが走ったけど3位のままゴール……。でも自己新の52.76!


応援席に戻ると北平先生が笑顔でいた。

「お疲れ!すごかったね!」

みんな嬉しさで泣いてしまった。


帰りは大雨が降ってた。みんな疲れて寝てた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ