川崎先生と國澤先生&陸上練習
あれからいじめられなくなり平和な学校生活を送っていた。
早くも夏休みが過ぎ去った。
ある日のことだった。
今日も楽しく1日を過ごした。
放課後は委員会のポスター作りで少し残って仕上げてた。
完成したので職員室にいる体育委員の高島先生に持って行ってるときだった。
「あなたの教育方法が間違ってるんですよ!」
これは1組の國澤先生の声だ。
「私は私なりに頑張ってるんですよ!」
えっ!?川崎先生の声じゃん。
一階に降りて職員室に向かってた。曲がり角で2人がいた。
ここを通るのは怖いけどもうひとつの入り口は職員用出入り口だし…。
勇気を振り絞ってダッシュで2人の前を通る。
「頑張ってるつもりでもあなたは新人のくせにテキトーすぎるんですよ!」
「テキトーになんかしてませんよ!」
2人の言い争いが続いてる。
「失礼します」
自分はそう言って職員室に入った。
「どしたんですか?」
「あっ。高島先生いますか?」
高島先生が来た。
「委員会のポスターです。」
「ありがとう。」
「失礼しました。」
職員室から出た。
またあの場所を通るのか……。最悪。
「だから言ってるじゃないですか!國澤先生が違うと思います!」
「あなたが甘やかしすぎなんですよ!」
2人の声が聞こえる。
だんだん近づいていく。
ダッシュで通り過ぎようとしたときだった。
「ちょっとそこの子!」
國澤先生に呼ばれた。
「伊川さん呼んでどうするんですか!?」
「川崎先生ってどんな先生?」
想定外の質問に戸惑ったけど普通に答えることにした。
「いい先生です」
「いい先生なの?本当に?」
國澤先生が聞いてくる……。
「伊川さんもう帰っていいよ」
川崎先生にそう言われたので帰った。
(次の日)
教室に入って寝てた。
「花音!」
瑠美に脅かされたw
「ビビったー」
そのあとも先生が来るまで寝てた。
チャイムが鳴ったので目が覚めた。
もう朝の会が始まる直前だった。
朝の会が終わって読書の時間になった。
「伊川さん」
先生に声をかけられた。
「はい」
「昨日の國澤先生との話聞いてた?」
「うん」
「まじかー。あれ気にしないでね!お願い」
「おk」
なんかよく分かんなかったけど気にしないでおこう。
2時間目の後、配布物を配られた。陸上記録会の練習のプリントだった。
「花音これ絶対やりなよw」
「えーっ。考えとくわー」
でもなんだか楽しそう。
(翌日)
「花音ー。陸上練習参加する?」
「杏奈は?」
「親に強制的に」
「一緒やw」
クラスの女子は自分と杏奈と夏希ちゃんが参加することになった。
(練習日)
今日から放課後の練習が始まる。
練習には山田がいた。山田も足が速い。
自分は100m走の出場を目指す。
ちなみに杏奈は80mHか幅跳び、夏希ちゃんは高跳びかジャベリックボール投げを目指してるらしい、
毎日、楽しく練習をしてた。
しばらく練習が続いて今日は記録計測をしてメンバーを決める。
自分は100m走の計測に参加する。
「よーい。ドン!」
普段通り走る。
ゴールした。記録は13,64。多分過去最高かな?
ちなみに去年、自分は幅跳び、杏奈はジャベリックボール投げに出場した。
(翌日)
朝の会後は練習の参加者が集まって陸上記録会のメンバー発表。
男子と5年女子の発表も終わっていよいよ6年女子。
「100m走、伊川さん」
やったー!気持ちが溢れたw
「80mH、川澤さん」
杏奈だー!おめでとー!
「走高跳、遠藤さん」
遠藤さんは運動会の徒競走で一緒に走った子だ。
「走幅跳、松井さん」
3組の松井理絵ちゃんだ!
「ジャベリックボール投げ、岩本さん」
夏希ちゃんだ!おめでとう!
「4×100mリレー、伊川さん、橋本さん、川澤さん、山田さん」
やったー!……山田がいる。
(練習の日々)
練習を重ねるごとにタイムは速くなっている。
リレーもバトンパスも上手くなってきてるし、みんな速くなってる。
リレーの走る順番は、杏奈、自分、山田、橋本さんだ。山田とのバトンパス上手くいくか不安で仕方なかった。
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