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選択と覚悟

 そこは、赤い部屋だった。

 床、壁、家具、それと天井。それらが一様に赤く染色されていた。

 黒々しく、禍々しい。

 

 亡霊が徘徊しているかのように漂ってきたのは、吐き気を催す鉄の香り。

 一歩、足を踏み入れると、ぴちゃりと音がなって、水滴が跳ねる。


「…………ママ……?」

 呆然、と。

 自我を失わないように、わざと少女はそう口にする。


 もう、一歩。

 足を踏み入れたその先で、こつん、と足に何かが当たった。

 少女の瞳は虚ろだった。それでも、それは視界に入ってくる。

 嫌だ、嫌だ、と何度も首を振って、それでも現実は変わらない。

 

「…………ママ、くび……おちてるよ……?」

 言葉だけが静かに反響する。

 鮮血に染まった小さな部屋は、まるで地獄そのものだ。

 ぼんやりとした意識のまま、零れ落ちた雫が音をたてて、波紋を刻んだ。

 少女の意識に、現実の重さが押しかかる。


「あ…………ぅ……パパ……」

 

 のどが震えた。

 何も、誰も、応えてくれない。

 ただ、そこに独り。

 二つの首を抱えるように、少女は血の海に膝を落とした。 


「ぅ……ぁ……、ぁあ……ぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ――っ!!」

 ただ、ただ、絶叫する。

 自分を欺き、思考を麻痺させ、心を磨耗させるように。

 

「――――ぁああああああああああああ、っ――ぁ、なんで…………なんで…………」

 心を占める苦しさに、呼吸が乱れる。 


「一人は……いやだよう……ぱぱぁ! ままぁ!」

 絶望に咽ぶそんな中、その声は少女の耳に触れた。


「可哀想な子――ねぇ、もう一度、貴方の大切な人に会いたい?」

 少女はただそれに縋る。


「…………会いたいよ……パパとママに……」


「そう、じゃあ、願って――貴方の思い描く父と母を――空っぽの器に与えて上げて――」

 少女は言われるがまま願う。

 もう一度、もう一度だけ、父と母に、会いたい、と。

  









 教会に備えられた談話室の中で、ナハトは火竜の巫女だという少女と向き合っていた。

 火竜といえば、あの時止めを刺せば良かったかな、と時折思う程度には悪印象を向ける相手だ。アイシャに手を出したあの竜をナハトは一生許さないであろう。

 思えば、ナハトがこうしてこの場所にいるのは、無意識に火竜の気配を追ってしまったが故なのかもしれない。


 だが勿論、そんな認識を混同するつもりはない。

 火竜と目の前の少女は別物で、ティナに嫌悪感を抱くことなどない。

 ナハトは朗らかな笑みと共に言う。


「さて、少し話をしようじゃないかティナよ」


「は、はい。な、何でも聞いてください。先ほどは失礼してしまいましたし……」

 彼女はナハトに刃を向けたことを悔いているようだった。

 初対面の人間に、それもこだわり抜いた美少女キャラであるナハトに向かって容赦なく刀を向けてきたティナに、興味は抱くが、決して悪印象は持っていなかった。

 

 ナハトはゆっくりとティナを見る。

 少しくせのあるショートヘアの少女だ。年齢は十代後半といった所だろう。

 巫女と名乗るわりには、その格好は動きやすそうな戦闘衣で、巫女服に身を包んでいるわけでも、祭器を手にしているわけでもない。

 代りに握られているのは、黒と赤の刀身を持つ一本の刀。どちらかと言えば、巫女ではなく戦士と言った方が正しいのかもしれない。体捌き一つとっても、かなりの使い手であることは間違いないだろう。


「気にする必要はないさ――しかし、それにしても、やはり面白い気配を持っている」

 下から上へ、ナハトが視線を上げると、少女は薄っすらと汗を滲ませていた。

 心の奥底を覗き込むようなナハトの瞳に気圧され、思わず肩を震わせる。


「人だけではないな。一つはあの竜のもの。もう一つは――気配と言えるほど濃厚なモノではないが、確かにあるな。人形と同じ匂いが」

 ナハトは一歩、ティナとの距離を詰める。

 それだけで、お互いの息遣いが感じられるほど至近距離に迫ってしまった。

 ナハトは感じた気配の正体を確かめるために、ティナに向かって手を伸ばす。

 

「っ――!」

 危険を感じたのか、ティナが動こうとするが、ナハトは刀を握った手を軽く握り、動けない程度に押さえつけた。

 熟練した動きではあったが、ナハトにとっては欠伸が出るほどに遅い。


「なっ――――!」


 そしてそのまま、空いている方の手で、膨らみかけの胸へと手を伸ばした。

 手には肌とは思えない硬い感触と鉄を触っているかのような冷たさを感じた。それは人が本来持つ物ではない冷たさだ。

 ドクン、と。

 律動した心臓の音色を聴いて、ナハトは確信する。


「この心臓、誰から貰った?」


「っ! ……どうして、それを……?」

 ティナの瞳が微かに、揺れた。

 ナハトは彼女から手を離し、そのまま下ると簡素なソファーに腰掛ける。


「言っただろう、同じ気配がする、と。私はこの街に来たばかりだが、不貞の輩に私の大切な従者が誑かされていてね。手品の種を見極めようとしていると、偶然にも微かだが人形と同じ気配を持つお前と出会った、それだけだ」

 最初はアイシャを誑かした者の手先かとも思った。

 だけれど、こうして話をしている限り、そうではないというのが何となく分かる。

 彼女は、正確には彼女の体の一部は人形と同じだが、子供達を守ろうと立ち塞がった行動は、決して人形の取れる行動ではない。

 

「じゃあ貴方も魔族を追って!?」

 ティナの口から出た情報を飲み込みつつ、首を振る。


「巻き込まれただけだ、だから色々と事情は知りたいがな――どうやらお前は色々とこの異変に関わっていそうだ。言っただろう、お話しよう、と」


「あ、あの! 貴方は一体何者ですか!?」

 警戒心を強めたティナがナハトを見据えて言った。

 初対面でこの物言いは失敗だったかとも思いつつ、どうにか信頼を得ようとナハトは口を開く。  


「ただの旅人だ。最も、私はお前達が崇めている竜の血を引いているがな」

 嘘は言っていない。

 ナハトは竜系統の種族ではある。今は上位の龍の力を持っているが元を辿れば源流は同じと言えなくもない。

 聖竜教会は竜を神として崇めているだけあって、竜人族など竜にまつわる者はとりあえず崇めとけ、という風潮がある。竜の因子を身体に秘める竜人は、神の御使い扱いなのだ。

 ここが教会である以上、ナハトが手っ取り早く信頼を気づく一番の方法だといえるだろう。


「っ! じゃあ、ナハトさんは竜人なのですか!? こ、これは大変失礼を」


「気にするな。それより、色々と教えて欲しいな。この人と人形が入り混じった奇妙な街の在り方はずっと前から、というわけではないんだろう?」

 ナハトが問うと、ティナは顔を伏せ、悔しそうに顔を伏せた。

 刀の柄を握り締め、ややあって、彼女は口を開く。


「多分始まりは一年と少し前です――街に一つの噂が流れました。きっとあの時にはもう、魔族の女はこの国を支配していたのだと思います――」

 そう言って、ティナはゆっくりと語りだした。











 ティナは教会の孤児だった。

 不自由な生活の中で、いつかお腹一杯に食べること、すきっ腹を抱えて眠らないことを目標に、将来は強くなって、冒険者になって稼ぎを得ようと志した、ただそれだけの少女だった。


 他には何の目的も、目標もなかった少女は、数奇な運命に引かれて、森の中で竜と出会った。

 不思議な喋り方をする、子供のようなその竜は、御伽噺や伝説で伝えられるよりも、ずっとずっと間抜けだった。何せ、遊んでいる最中に爪と爪の合間に大岩を挟んでしまったらしく、不快だ不快だと嘆いていたのだから。

 最も、その猛々しい姿に脅え、粗相をしながら震え、頭を地面に擦り付け命乞いをしていた自分が言えた義理ではないのだけれど。

 不敬だとは思うものの、どこか間抜けな竜に協力して、爪の合間の大岩をのけると、いつの間にか加護を与えられて、巫女になっていた。本当に、人生何が起こるのか分からない。


 竜の巫女は、教会で説法を披露したり、大きな椅子にまつられている司祭とは全く役割が違う。

 彼女達は竜の加護を持つ者であり、言い換えるならば、強大な戦闘能力を持つ者と言える。

 よって、その主な役割は魔物の討伐であったり、盗賊の討伐であったりと、人の敵を駆逐する教会の戦力に他ならない。

 当然、その相手には――魔族も含まれる。


 その地位を支えるのは力だけ。

 ティナはその力を振るうようになってから、懐かしささえ憶える飢えを体験することはなくなった。

 ティナを生んだエストールの聖竜教会の支部は、予算を回され大きくなった。それによって、暮らしも少し豊かになった。

 

 代りに、ティナはたった四人しか存在しない巫女の一員に加えられたのだけれど。

 と言っても、聖都から直接の指令でも届かない限り、ティナは直接何かをする必要はなく、それなりに暇な生活を送っていた。気まぐれに森に出て魔物を討伐したり、盗賊退治に出向いたり、半ば冒険者のような生活をしながら、エストールの都、その教会で過ごす日々を彼女は思いのほか気に入っていた。


 そんな変わらぬ生活を送るようになってから早三年、ティナが十六歳になった年、エストールに奇妙な噂が流れ込んだ。

 それは、死者を蘇らす霊薬だとか、秘術だとか、道具だとか、そんな噂。

 王の后を蘇らした神の御技がエストールには存在する、というなんともまあ、胡散臭い話が広がったのだ。


 当時のティナはそれをただの噂として耳に入れるだけで、気にもしなかった。

 きっと、酔っぱらった吟遊詩人が適当に謳ったことだと鼻で笑った。


 だけど、いつの間にか噂は広まって、街の中でも死者に出会ったという人間が出てきて、気がつけばエストールは民の間で神の住まう国だとか、神都だとか言われるようになっていた。

 その頃からか。王の政策が勢いを増し、国が一つの方向に向かって動いていった。


 頭の悪いティナでもおかしいな、と思うようになった頃、ティナはこの国の王子から要請を受けた。届いたのは一枚の書簡。記された内容はいたって簡潔だった。

 力を貸して欲しい、と。

 国の中枢に入り込み、王を操る魔族を討伐すると王子は言った。そのために、魔を退ける竜の巫女の力を借りたい、と。

 きっと、彼だけが分かっていたのだ。

 亡き王妃が生き返ったとはしゃぐ父の横で、死者は決して蘇らないという純然たる事実を。


「結論から言うと、この騒動の首謀者は魔族です。奴の目的は分かりませんが、エストールの転覆なのでしょうか……私は第一王子の命に従って、竜の巫女として首謀者である女魔族と接触し、戦い、敗れ、死にました」


「と、言う割には元気に話せているではないか」

 流し目を送りながら、惚けるようにナハトは言った。


「ははは……でも、ナハトさんが言ったとおり、この心臓は女魔族に貫かれた後に、移植された機械です。本当の私は既に死んでいるのかもしれません……」

 そんな弱々しい呟きをナハトは一蹴する。


「それは違うな。お前はその身に魂を宿している。偽りの心臓を持とうと、生きていることに違いはない。この私が保証してやろう」

 ゲーム時代にも部位欠損を一時的に補う技能スキルは存在していた上、中には漫画やアニメに影響されてか、自ら好んで鋼の義手を作成して装備する者もいたくらいだ。酔狂な仲間がロケットパンチを再現しているのを見た時は中々に興奮したのを今でも覚えている。

 心臓が機械に変わろうが、その本質が人である以上、彼女は人として生きている。

 ナハトはその手の上に、魔力を凝縮して浮かべて見せた。


「お前は私の力を見て、人だと思うか? 魔族を見て人だと思うか? 竜が人に変化した姿を見て人だと思うか? 外見なんぞ飾りに過ぎん。――人が人たる存在証明は人で在ろうとする心によってしか、実証などできないのだよ」

 だからこそ、人の象る心の、そして魂の美しさこそがナハトにとって最も重要なのだ。

 ナハトは龍の半身を得た今でも、人としての生を捨ててなどいない。

 彼女が人として、この場所で生きたいと願っていることはたったこれだけの会話でも、十分に伝わった。


「ナハトさん……その、ありがとうございます……」

 どこか陰りを見せていたティナが、少しだけ嬉しそうに笑った。


「いいさ。それよりも、敵はお前を倒し、心臓を与え、手駒にでもしようと考えたのか?」

 ナハトの言葉にティナが頷く。


「はい、この偽りの心臓には、対象者への服従を誓わせる呪いが刻まれていました」

 ティナは心臓の上の服を握り締めて、そう言う。

 それはクリスタが行動制限を受けていた首輪と同じような戒めだった。最も、彼女が受けたものはあれよりも数段制約が重いようだけれど。


「本来であれば私は彼女の命じるままに動く人形となっていたでしょう。ですが、幸運なことに私は既により上位者に支配されている身だったのです。心臓を植えつけられてから気づきましたけど……火竜様の加護を受けている私は、それよりも低位の支配を受けることはありませんでした――だから、握られているのは私の命だけ――」

 

「成程な、あの蜥蜴も少しは役に立つようだな――」


「と、とかげ?」

 ポソリと零したナハトの言葉にティナが反応するが、ナハトはそれを取り合わない。


「だがまあ合点がいった。お前が私に刃を向けたのは追っ手を警戒してのことか。そして、その忙しない様子は、命を握られている恐怖からくるものか――」

 少女には余裕がなかったのだろう。

 だから、張り詰めて、警戒して、刃を抜いた。


「私は支配されている振りをして、情報を集め、隙を見て逃げ出しました。これは一種の賭けでした。相手が私を有効活用したいのであれば、その価値を認めてくれるのであれば、私はすぐには殺されません。

 これでも、後一歩か二歩くらいまでは追い込んだつもりでした。あの時……加護が何故か弱まって……それさえなければ……」

 その言葉に、一瞬ナハトの眉が微かに動いた。

 内心の動揺を押し殺しながら、ティナの言葉を聞く。


「――奴は私に苦労して心臓を植え込んで、呪で支配までしようとしたんです。だからきっと、今度は私を捕えて、こう言うのでしょう。お前の命は私が握っている、死にたくなければその命に従え、と」

 なんとか、賭けには勝ったようです。

 そう言って彼女は笑った。

 

 呪が無効化されようが、彼女の命を繋いでいる心臓を作りだしたのは魔族で、彼女がそれを止めれば、少女の命はあっさりと絶える。

 もしその魔族の気が変われば、今この瞬間にも、ティナは死ぬかもしれないのだ。

 怖くないはずがないのだろう。

 

「私は、火竜の巫女です。災厄に挑む戦姫、でも――本当はそんなのどうだっていいんです。私が守りたいのはこの場所で、この街で、共に生きる仲間達で、私は絶対に皆を裏切らない。だから、きっと、その時は大きく首を振って――」

 

 ――死んでやります――


 覚悟の篭った瞳で、少女はそう断じた。

 強がりに強がりを重ね、震える歯を食い縛り、必ず訪れるであろう己の死へと立ち向かっていた。

 ナハトの視線を真っ直ぐ見て、ティナは頭を下げる。


「こんなことを初対面の貴方に言うのは筋違いなのは理解してます。ですが貴方なら――お願いです、私の代りにあの魔族を討ち滅ぼしてください!」

 彼女はそう懇願する。

 その言葉の意味を理解した上で。


「いいのか? 私がそれを引き受ければ、死ぬのはお前だぞ?」

 術者が死ねば、人形も、その機械も動きを止めることだろう。


「それでも――ただ死ぬより、ずっとマシです!」

 だけれど、ティナの意思変わらない。

 ただ直向に、頭を下げる少女の誠意は嫌いじゃない。

 

「ふむ――決意は揺らがないか」


「引き受けて、貰えますか?」

 ナハトの答えはもとより決まっている。

 重々しい響きを持った少女の言葉に、ナハトは一つ頷くと、きっぱりと告げる――

 

「――だが、断わる」

 と。


「うぇえええええええええ、何でですかっ! 報酬なら望む額を用意します。王子にも要請して莫大な報酬を――」

 慌てふためき、困惑するティナにナハトは告げる。


「私の目的は手品の種を見破ることだ。そして私のアイシャへの誤解を解く、それだけだ。カンニングなんて無粋な方法を取る訳がなかろう」


「なっ! あいつを倒せば、きっとこの異常は終わるはずなんですよ!」

 ナハトにとってはそれさえも些事に過ぎない。

 もっと言えば、他人事に過ぎない。

 誠意を持った対応も、礼を尽くした懇願も、嫌いではないがナハトが動く理由としては足りない。

  

「――それで――お前が死ぬのか?」


「っ――――!」


「そもそも、私がお前の頼みを引き受ける理由はない――いや、ないこともないが、それはどうでもいい。私は死にたがりに協力するほど愚かではないつもりだ。まして、願ってもいないことを叶えてやるほどお人よしでもない」


「私だって――!」

 それは半ば慟哭のような響きだった。

 喉の奥底から、悲痛な声が漏れ出て、それでも少女はナハトを見据える。 


「私だって、死にたくは……ない……ですよ……! でも! どうしようもないじゃないですか! このまま私が死んだら、この街は――皆は! きっと、不幸になる……本当なら、私が守ってあげたかった。この手で守ってあげたかった!」

 弱い自分を悔いるように、ティナは刀の柄を握りこむ。


「魔族の力は強大です! 私以上の実力者なんてこの街にはいません! だから、どうにかしようと逃げ出して……このまま奴に支配されれば、いつか、手のひらを返され、街は滅びる! 魔族は王国に攻め入るだけでは飽き足らず――」

 ナハトを説得しようとしていた少女の言葉が、そこで途切れた。

 破砕音が割って入って、談話室にたった一つだけあった窓が砕け散ったのだ。

 

 ナハトは無粋な気配に意識を向けた。

 立ち入ってきた三人の人影。

 乱入者に怒りが湧き、その姿を見て、激怒に変わる。

 三つの人形のうち、二つをナハトは知っている。


「よりにもよって、私の仲間を愚弄するか――」

 白と黒の対を成す、ネコミミの美少女。

 それはかつて共に戦った、ナハトの仲間の姿だった。   


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