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タイトル3

女の話は聞き流し、大学のパンフレットからこの大会会場の控え室であろう場所を探した。



あった。多分ここだ。


「わり。」


それだけ言ってダッシュでその控え室まで走った。後ろで何か聞こえた。


あった。息を荒げながら、らしくないな。と感じていた。


女の何が知りたいのか自分ではわからないが、突き動かす何かがある。


「ガチャ」


ドアノブが開いた。


男が女といた。男の方は図々しく女と手を握りしめている。女は嬉しそうにしている。


いや、嘘だな。本音ではないように感じる。


「いやー、すごい。今の大会の中で一番の輝きだ。服は、シルクの布とバラのデザインが素晴らしい。」


「、、、」


「急にごめんね。私はこういう者です。」


「え!?あの有名なお店ですか?」


名刺を二人に渡したが男の表情に変化があったものの女には変化なし。



「また、お話聞かせてください。これから、審査発表ですので。」




面白くないな。


通路を通りすぎる際、女の足を引っ掛けた。


「あっ。」





「ごめん。通路が狭くて。」


「いえいえ、こちらもよく見てなかったので、では失礼します。」







なるほどね。






女は一言も話さなかった。


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