「君を愛していない」と言った公爵様が、犬になりました
「先に言っておく。私は君を愛していないし、これから愛するつもりもない」
結婚式を終えた、その日の夜。
夫となったレオナルド・ハーグ公爵は、私をまっすぐ見ながらそう言った。
なるほど。
政略結婚なのだから、そういうこともあるだろう。
私はアメリア・ハーグ。今日までは伯爵令嬢だったが、数時間前からこの無愛想な男の妻になった。
私たちの婚姻は、王家と両家の話し合いで決まったものだ。
恋愛結婚ではない。
だから夫から愛を期待するつもりもなかった。
「承知いたしました。では、お互いに無理をせず、公爵家のために必要なことだけ――」
ぽんっ。
「……え?」
目の前からレオナルドが消えた。
代わりに、大きな黒い犬が座っていた。
つやのある黒い毛。
ぴんと立った耳。
大きな体。
首元には、なぜかさっきまでレオナルドが締めていた白いタイまで残っている。
犬は私を見上げた。
「……」
「……」
長い沈黙のあと、私は呼び鈴を鳴らした。
すぐに老執事のセバスが入ってくる。
「どうなさいました、奥様」
「公爵様が犬になりました」
「……ああ」
「ああ?」
セバスは犬を見た。
犬もセバスを見る。
それから老執事は、とても深いため息をついた。
「旦那様。何とおっしゃったのです?」
「君を愛していない、と言った」
犬が人間の声で答えた。
私は思わず一歩下がった。
「しゃべれるのですか!?」
「そこか?」
「犬がしゃべったのですよ。そこでしょう」
「俺だ」
「見れば何となく分かります。でも犬です」
「分かっている」
セバスが額を押さえた。
「旦那様。奥様には、ハーグ家の加護についてお話ししていなかったのですか?」
「結婚してから話すつもりだった」
「結婚しましたが」
「こんな形で話すつもりではなかった」
私は二人を交互に見る。
「説明していただけます?」
セバスが頭を下げた。
「ハーグ公爵家には、代々受け継がれている少々変わった加護がございます。昔、初代公爵夫妻があまりにも互いへ嘘をついたため、婚姻をつかさどる女神から授けられたものだと言われております」
「嫌な予感しかしませんね」
「夫婦が、相手への恋心について大きな嘘をついた場合、その者は動物の姿になります」
私は黒い犬を見た。
犬が目をそらした。
「男性は犬に?」
「はい」
「女性は?」
「猫になります」
「ずいぶんかわいらしい罰ですね」
「経験した者は皆、そうでもないと申しております」
私はもう一度レオナルドを見る。
「では公爵様」
「何だ」
「今の『私を愛していない』という言葉が嘘だったから、犬になったのですね」
「……」
「どうして黙るのです?」
「少し考えている」
「何を?」
「犬のまま国外へ移住できないか」
「認めるくらいなら国を捨てるおつもりですか?」
セバスがまたため息をついた。
「旦那様。元へ戻る方法は一つしかございません。先ほどの嘘を、奥様の前で訂正してください」
「知っている」
「では早く」
「嫌だ」
私は思わず目を細めた。
「そこまで私に愛していると言いたくないのですか?」
「そういう意味ではない」
「では、どういう意味です?」
「……説明したくない」
犬の姿で言われても、まったく威厳がない。
私はしばらく夫を見つめたあと、立ち上がった。
「分かりました」
「分かったのか?」
「はい。公爵様がそのお姿を選ばれるのでしたら、私も無理に戻そうとはいたしません」
「そうか」
「セバスさん」
「はい」
「犬用の寝床はございます?」
「すぐに用意いたします」
「待て」
レオナルドの耳がぴくりと動いた。
「俺は犬ではない」
「犬です」
「中身は人間だ」
「でも犬です」
「いつもの寝室で寝る」
「私と同じ寝室ですが」
「今日から夫婦だからな」
「犬と同じ寝台では眠れません」
「アメリア」
「おやすみなさいませ、公爵様」
その夜。
ハーグ公爵は、結婚初夜を犬用の寝床で過ごした。
◇
翌朝。
「おはようございます、公爵様」
「……おはよう」
「よく眠れました?」
「最悪だった」
食堂へ入ると、黒い犬が椅子の上に座っていた。
使用人たちは全員、何も見ていない顔をしている。
さすが公爵家。
教育が行き届いている。
「朝食はどうなさいます?」
「いつも通りでいい」
料理人が困った顔でセバスを見る。
「旦那様。犬のお体ですので、人間と同じものを召し上がるのは危険かもしれません」
「俺は人間だ」
「体は犬です」
「昨日から何度それを言われればいい」
結局、レオナルドの前には味をつけていない肉と野菜が置かれた。
私はパンにジャムを塗りながら、それを眺める。
「おいしいです?」
「味がしない」
「犬ですもの」
「君は楽しんでいないか?」
「少しだけ」
「正直だな」
「猫になりたくありませんので」
レオナルドが不満そうに肉を食べる。
人間のころなら近寄りがたいほど整った顔をしていたのに、犬になると感情がとても分かりやすい。
耳が下がる。
尻尾も元気がない。
少しかわいそうになってきた。
「公爵様」
「何だ」
「本当に、訂正なさらないのですか?」
彼は肉を食べるのを止めた。
「しない」
「どうして?」
「その話はしたくない」
「そうですか」
聞くな、と言われたら、それ以上は聞かない。
私たちはまだ結婚したばかりだ。
夫婦だからといって、何でも踏み込んでいいとは思わない。
ただ一つだけ、気になる。
「このまま一生犬だったら、どうなさるのです?」
「公爵としての仕事はできる」
「犬の公爵として?」
「書類は読めるし、指示も出せる」
「署名は?」
「……」
「肉球ですね」
「何とかする」
「舞踏会は?」
「欠席する」
「王宮への出仕は?」
「病気だと言う」
「何年も?」
「長い病気もある」
かなり無理があると思う。
でも本人がそれでいいと言うのなら、好きにすればいい。
そう思っていた。
午前中までは。
◇
「公爵様、お散歩のお時間です」
「行かない」
「セバスさんから、体を動かさないと犬のお体にも良くないと聞きました」
「俺は毎朝庭を歩いていた」
「では問題ありませんね」
「一人で歩く」
「首輪が必要では?」
「アメリア」
「冗談です」
半分は。
結局、私とレオナルドは二人で庭を歩くことになった。
ハーグ公爵家の庭園は広い。
結婚前に何度か訪れたことはあったが、ゆっくり歩くのは初めてだった。
「こちらのお花、きれいですね」
「ああ」
「北部では育ちにくい種類でしょう?」
「温室から移した」
「温室があるのですか?」
「去年作った」
「どうして?」
レオナルドが一瞬黙る。
「必要だったからだ」
「何に?」
「……屋敷に花が少ないと思った」
私は首をかしげた。
この花は、私が好きな種類だった。
婚約中、王都の庭園で一度だけ「好き」と話した記憶がある。
「公爵様」
「何だ」
「私、この花が好きなんです」
「そうか」
尻尾が振れた。
ぶんぶんと。
「……」
「……」
レオナルドが自分の尻尾を見る。
私は口元を押さえた。
「笑うな」
「笑っておりません」
「笑っている」
「犬は正直ですね」
「この体は嫌いだ」
少しだけ、面白くなってきた。
そのあとも、レオナルドの犬の体は余計なことを教えてくれた。
私が朝食に好きな菓子を食べると、満足そうに尻尾を振る。
私が薄着で庭へ出ると、落ち着かなくなる。
若い騎士が私へ長く話しかけると、その男の間へ割って入る。
「公爵様」
「何だ」
「今、騎士様にうなりましたよね」
「うなっていない」
「うなりました」
「喉が鳴っただけだ」
「犬の言い訳としては苦しいですね」
「俺は犬ではない」
「犬です」
そんな生活が三日続いた。
不思議なことに、私は結婚前よりレオナルドと話すようになっていた。
人間だったころの彼は、いつも冷静で、必要なことしか言わなかった。
婚約期間は二年あったが、会ったのは月に一度ほど。
手紙のやり取りはしていたものの、その内容も領地のことや結婚式の準備ばかりだった。
私も、彼は私に興味がないのだと思っていた。
だから「愛していない」と言われた時も、それほど驚かなかった。
でも。
「アメリア。今日は外へ出るのか?」
「王都へ参ります。結婚祝いのお返しを選ばなくてはいけませんので」
「護衛は?」
「二人つきます」
「少ない。四人連れていけ」
「王都ですよ?」
「何かあってからでは遅い」
「心配なのですか?」
「公爵夫人に何かあれば困るだけだ」
尻尾が振れる。
「公爵様」
「何だ」
「尻尾」
「見るな」
愛していない人が、こんなに分かりやすくなるものだろうか。
私はだんだん、本当の理由を知りたくなっていた。
◇
四日目。
王宮から使者が来た。
「三日後の晩餐会に、旦那様と奥様をお招きしたいとのことです」
セバスが告げると、黒い犬が固まった。
「断れ」
「陛下直々のご招待です」
「体調不良でいい」
「陛下には、旦那様が犬になる加護のことをご存じいただいております」
「……なぜだ」
「先代公爵様も一度おなりになりましたので」
「父も?」
「はい」
レオナルドが目を見開いた。
「聞いていない」
「奥様に『今の髪形より昨日の方が似合っていた』と本音を言えず、『どちらも同じくらい似合っている』とおっしゃった結果、一晩犬になられました」
「父は馬鹿なのか?」
「翌朝には訂正なさいました」
私は少し笑った。
「では、公爵様より賢かったのですね」
「アメリア」
晩餐会まで三日。
さすがに、犬の姿で王宮へ行くわけにはいかない。
しかしレオナルドは頑として訂正しようとしなかった。
その日の夜。
私は彼の執務室へ行った。
「入りますよ」
「返事を待て」
「返事を聞いてから入りました」
「まだしていない」
「では今したことにしてください」
黒い犬は、大きな机の前に座っていた。
机の上には大量の書類。
「本当に仕事をしていたのですね」
「だから最初からできると言っただろう」
「文字はどうやって?」
「セバスに書かせている」
「不便ですね」
「非常に」
私は向かいの椅子へ座った。
「そろそろ教えていただけません?」
「何を」
「なぜ、愛しているのに愛していないと言ったのか」
レオナルドの耳が動いた。
「決めつけるな」
「犬になったでしょう」
「……」
「女神様が間違えたのでしょうか」
「そうは思わない」
「では?」
彼は長く黙っていた。
いつもなら私も待たない。
でも、その夜は待った。
やがてレオナルドが口を開いた。
「俺の両親は恋愛結婚だった」
「存じています」
「王国でも有名だった。父は母をどこへ行くにも連れていき、母も父がいないと何も決めなかった。周囲は仲の良い夫婦だと言っていた」
「違ったのですか?」
「仲は良かった。それが問題だった」
私は黙って聞いた。
「父は母を愛しすぎて、危険な場所へ一人では行かせなかった。男と話すだけで機嫌を悪くした。母は母で、父に嫌われるのが怖くて何でも従った。二人は愛していたが、そのせいでどんどん互い以外を見なくなった」
初めて聞く話だった。
「母が病で亡くなったあと、父は一年近く何もできなくなった。領地も屋敷も、全部家臣に任せた。俺は十五歳だった」
犬になった彼の顔から、人間だったころと同じ表情が見えた気がした。
「愛というものは、人を幸せにするだけじゃない。父と母を見て、それがよく分かった」
「だから、愛さないことにしたのですか?」
「そうだ」
「でも、愛してしまった?」
「……そうらしい」
尻尾が一度だけ床をたたいた。
「いつからです?」
「分からない」
「婚約した時?」
「たぶん、それよりあとだ」
「きっかけは?」
「君から来る手紙が、思っていたより面白かった」
「私、面白いことを書いていました?」
「領地の冬祭りについて聞いた時、『雪が多いのであれば、転ばない靴を用意しておきます』と返してきた」
「大事でしょう」
「普通は『楽しみにしております』くらい書く」
「楽しみにしながら転ぶよりいいです」
「そういうところだ」
レオナルドが少し笑った。
「君は俺の機嫌を取ろうとしなかった。公爵夫人になりたいとも言わなかったし、婚姻条件で最初に聞いたのが『自分の本を全部持ち込んでいいか』だった」
「本は大事です」
「知っている。だから図書室を広げた」
「……あれ、私のためだったのですか?」
「ああ」
「温室も?」
「君が好きだと言った花を育てるためだ」
「朝食のお菓子も?」
「婚約中、一度うまいと言っていた」
私はしばらく何も言えなかった。
「それで、結婚初日に『愛していない』ですか」
「期待させたくなかった」
「何を?」
「俺が君を愛していると知れば、君も俺を愛さなければならないと思うかもしれない。夫婦なのだから応えなければ、と」
「思いませんよ」
「君はそうでも、俺には分からない」
「だから勝手に決めたのですね」
レオナルドが黙る。
「私がどう思うかを、私に聞きもしないで」
「……そうだ」
「それは私のためではありません」
少し強い声になった。
「あなたが怖かっただけでしょう」
耳が下がった。
「愛した相手に同じだけ返してもらえなかったら怖い。両親のようになったら怖い。だから最初から『愛していない』ことにした」
「否定はしない」
「ずるいですね」
「ああ」
素直に認められると、怒りづらい。
私はため息をついた。
「一つだけ聞きます」
「何だ」
「今でも、私に愛していると言うつもりはありませんか?」
レオナルドは私を見た。
「言えば、君は困らないか」
「それを決めるのも私です」
「……そうだな」
彼は目を閉じた。
それから、ゆっくり立ち上がる。
大きな黒い犬が私の前まで歩いてきた。
「アメリア」
「はい」
「最初の日に言ったことを訂正する」
胸が少し速く鳴った。
「俺は君を愛していないわけではない」
「ずいぶん回りくどいですね」
「こういうことに慣れていない」
「知っています」
レオナルドが少しだけ息を吸った。
「俺は、君を愛している」
ぽんっ。
目の前が白く光った。
私は思わず目を閉じる。
次に開いた時、そこには人間のレオナルドが立っていた。
結婚式の日と同じ、背が高く、黒い髪の公爵様。
服も元に戻っている。
ただ、顔だけがひどく赤かった。
「……戻った」
「戻りましたね」
「ああ」
「よかった」
思わず口から出た。
レオナルドがこちらを見る。
「よかったのか?」
「別に。少し見慣れてきたところでしたので、残念なくらいです」
ぽんっ。
今度は私の視界が急に低くなった。
「……え?」
床が近い。
手を見る。
ない。
代わりに白い前足が二本。
「アメリア?」
頭上からレオナルドの声。
私はゆっくり自分の体を見る。
白い毛。
長い尻尾。
「……」
「……」
レオナルドが口元を押さえた。
「笑いましたね」
自分の声は出る。
でも、どう見ても猫だった。
「いや」
「笑いました」
「すまない。でも君も加護の対象だったのを忘れていた」
「私も忘れていました!」
「つまり、俺が人間に戻ってうれしかったんだな」
「違います」
「猫のままだぞ」
「……」
「正直に」
腹が立つ。
さっきまで犬だったくせに、急に余裕がある。
「少しだけです」
変わらない。
「少しではないらしい」
「女神様は細かいですね!」
「俺は四日も犬だった」
「あなたは自分で選んだのでしょう!」
レオナルドが笑った。
こんなふうに声を出して笑うところを、私は初めて見た。
悔しい。
でも、その顔を見ていたら、もっと悔しいことに少しうれしくなった。
「……分かりました」
「何が?」
「言えばいいのでしょう」
私は猫の姿のまま座り直した。
「公爵様が人間に戻って、私はとてもうれしいです。犬のあなたも悪くありませんでしたが、やはり人間の方がいいです」
まだ戻らない。
レオナルドが腕を組む。
「まだ何かあるらしい」
「もう十分でしょう」
「女神に言ってくれ」
「この加護、大嫌いです」
「俺もだ」
私は目を閉じた。
仕方がない。
「それから……」
「うん」
「私も、あなたのことを好きになっていると思います」
「思います?」
「好きです!」
ぽんっ。
また白い光。
次に目を開いた時、私は元の姿に戻っていた。
レオナルドが笑っている。
「笑わないでください」
「すまない」
「全然悪いと思っていませんね」
「思っている」
「本当に?」
「ああ」
何も起きない。
「本当らしいですね」
「便利だな、この加護」
「さっきまで嫌いだとおっしゃっていたでしょう」
「少し好きになった」
「私は嫌いです」
何も起きなかった。
「そこは本当なんだな」
「当然です」
二人で顔を見合わせた。
そして、どちらからともなく笑った。
◇
それから半年。
私たちの結婚生活は、思っていたよりずっと平和だった。
もちろん、けんかもする。
レオナルドは仕事を抱え込みすぎるし、私は一度怒ると長い。
でも、あの夜から二人とも少しだけ素直になった。
「今日は遅くなる」
「嫌です。一緒に夕食を取ると約束したでしょう」
「では仕事を持ち帰る」
「食卓では禁止です」
「厳しいな」
「犬に戻りたいのですか?」
「それは嫌だ」
今のところ、動物になったことは一度もない。
ただ、使用人たちは少し残念そうだった。
特に庭師は、
「犬の旦那様は庭をよく歩いてくださったのですが」
などと言っている。
本人には言わない方がいいと思う。
そんなある日の午後。
私は料理長から教わり、初めて焼き菓子を作った。
少し焼きすぎた。
かなり焼きすぎた。
見た目は黒い。
それでも一つだけ皿にのせ、執務室へ持っていく。
「レオナルド」
「どうした?」
「作ってみました」
彼は菓子を見る。
少し黙った。
「食べてください」
「今?」
「今です」
「……分かった」
恐る恐る一口。
長い沈黙。
「どうです?」
「アメリア」
「はい」
「先に確認していいか」
「何でしょう」
「この加護は、恋心について嘘をついた時だけだったな?」
「そう聞いております」
「そうか」
レオナルドは安心したように息を吐いた。
「まずい」
「そこまで正直に言わなくてもよろしいでしょう!」
「君が聞いたんだろう」
「もう少し言い方があります!」
「でも君のことは愛している」
「今それを足せば許されると思っていません?」
「思っている」
「公爵様」
「冗談だ」
私は頬をふくらませながら、残りの焼き菓子を取り上げた。
「もう差し上げません」
「それは助かる」
「レオナルド!」
彼が声を上げて笑う。
私も腹は立ったが、最後にはつられて笑った。
結婚初夜。
夫は「君を愛していない」と言って犬になった。
そして私は、その夫が人間に戻ったことを喜んで猫になった。
おかげで私たちは、たった四日で学んだ。
愛しているのに愛していないと言うより。
うれしいのにうれしくないと言うより。
言いたいことは、ちゃんと言った方がいい。
少なくとも。
犬や猫になるよりは、ずっと楽なのだから。




