第3章 固定人数144000人とストレージ容量の設定
3-1. 容量に制限があるのか
黙示録が示唆する144000という数値が、もしローカルに解釈できる実数だとしたら、創造主は“この世界の最終的なデータバックアップはこれだけにする”と決定しているのかもしれない。
ストレージ容量が事実上無限であるはずの上位領域にも、運用的なポリシーで“144000人相当だけ残す”という制限を設けることは理論上あり得る。いわばプログラムの仕様であり、上位次元の創造主がそう定めたのであれば、それが絶対となる。
3-2. 善悪や賢愚が無関係という理屈
先にも述べたように、ストレージ学派から見ると、創造主が選ぶデータは必ずしも“人間的な道徳”に合致しなくても構わない。例えば私たちがパソコンでファイルを整理するとき、“気に入るかどうか”でファイルを残すか削除するのであって、そのファイル自体が“道徳的に善か悪か”は関係ない。
それゆえ、黙示録の数字が象徴する“固定枠”では、“どんな人間がどんな行いをしたか”よりも“システム運用上、必要かどうか”が判断基準となると推測される。
3-3. アリと人間の喩え
聖書が説くような絶対的道徳観とは別に、「人間同士の善悪が他生物には逆かもしれない」という例えは、ストレージ学派的には“本質的にはローカルルールの違い”として理解される。
人間がアリの善悪を判定せず、巣をまとめて駆除することもあれば、保護することもある――その判断基準は“人間都合”だが、アリには通じない。同様に、創造主がわれわれをどう扱うかは、“神の都合”や“システム都合”による。そこに人間界の善悪は本質的に介在しないというわけだ。




