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塔の冒険者に命運あれ!  作者: 赤点連発
7/11

誕生日の昼飯?

 俺はルキと一緒に家に入った。


「外は冷めるでしょ?ルキちゃんは昼飯食べた?」


 母がルキに聞いた。

 もう冬に入るか入らないかぐらいでかなり寒い。

 こんな中誕生日会に来てくれるなんていい友を持ったなと少し思った。


「食べてないです!」


 ダメだこいつ俺の誕生日だから昼も夜もうまいもの食べられると思って来たのかよ。て言うか去年も早く来てたな。


「なら昼飯一緒に食べましょ」

「いいんですか?ありがとうございます」


 母は気づいているかは知らないが飯目当てに来たルキと一緒に昼飯を食べることになった。


「そういえば俺も聞いてないんだけど昼飯はなんなの?」


 昼飯のことをあまり考えていなかったから何が出るか想像もしていなかった。


「去年の昼飯覚えてる?」

「え、えっとー…」


 毎年夜飯に思い出を全て取られるからどんな感じの料理か忘れてしまった。

 毎回飯を食う時には敬意を表しているはずなのに。


「そう!野菜パーティよ!」


「!?」


 忘れてた…

 毎回夜に美味しいものを食いまくるから昼は健康を考えて野菜ばっかなんだった。

 ルキは野菜も大好きだから毎年早く来てたのを思い出した。


「野菜は腹にあまりたまらないのにうまいから腹減ってる は沢山食えるからめっちゃ好き」


 って言ってたな。


 なんであんな雑草が好きなんだよ、ただの草だぞ。

 

 そう俺は雑草が嫌いなのである。


「沢山持ってくるから待っててねー」


 楽しそうに子供に野菜を食わせる拷問ボットと化した母は

サラダにブロッコリー単体、野菜のおひたしなどを沢山出してきやがった。朝から忙しそうにしてたのは装飾ではなく息子を草食にしようとしていたからだった。


「くそ多いじゃねぇかーーー」


 と文句を言いながらそれをトマトジュースで流し込んだ。


 父はあまり食事の場で会話をしないが料理の良し悪しは顔に出ている。


 うん…辛そうだ。


 ルキは隣でパクパクと美味しそうに沢山食べていた確かに俺の母の料理はそこら辺の普通の母より100倍はうまい、しかし野菜はどうしても克服できなかった。


「これうまいよ」


 ルキが俺の1番嫌いなやつを指ならぬフォークを指して言った。


「じゃああげるよ」

「まじか、さんきゅー」


 よし、これで俺の1番嫌いなピーマンに大根おろしが入ってるごみみたいな料理を消せたぜ。


 と思いながらもっと食べ進めまくってやっとラスト。


~コーンのバター炒め、大根おろしを添えて~


 がやって来やがった。


 毎回これに苦戦する。

 これと言うかラストにだ、全て出し終わって母も飯を食っている時にルキに渡そうとすると毎回阻止されるからだ。


「それ食べ終わったら遊んできていいからなぁ」


 なんだこのデカすぎる壁は…

 バター炒めのコーンは全然食べられるがなぜ大根おろしがついているんだ?ルキは


「シャキシャキしててうまい」


 とか言って沢山くいやがる狂ってるぜ。


 と思いつつ俺はコーンを全て食べ大根おろしをトマトジュースの中にぶち込んで全て飲み干して無事完食。

 あまりにも苦戦しすぎてルキが待っていた。


「早く行こ、夜には帰らなきゃ誕生会ができないよ!!」


 ルキに急かされ少し駆け足で玄関まで向かった。


「わかってるから、行って来まーす」

「「行ってらっしゃい」」


 父と母に見送られながら遊びに行った。


(父は母と2人で雑草を食うのか…かわいそうに)と思ってしまった。


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