運命の日
~あれから数年~
目が覚めた。
やっとこの日が来た。
そう、10/25は俺の誕生日。これで16歳
(そっこー冒険者の資格取りに行くぞー)
と胸を膨らませながらリビングに向かった。
(あれ?誰もいない、ていうかまだ電気ついてない)
早く起きすぎてしまったのか?と思いながら外へ出て確認しようとしたら。
「「お誕生日、おめでとー」」
父と母がかどからいきなり出てきた。
「うわ、びっくりしたー」
びっくりして心臓が止まるかと思った。
よく見るとリビングも誕生日仕様に様変わりしていた。
「良かったなこれでもう大人、冒険者の資格ゲットできるぞ」
「もうセイちゃんも大人かー、早いわね」
改めて16歳になったことを実感した。
「ありがと、資格は絶対そっこーゲットするよ」
「おう、頑張れ」
資格を取るのに必要なもので1番大変なものはお金。金貨12枚あれば受験、登録全て出来るはずだ。今まで貯めてきた貯金を使う時が来たと思っていたが…
「早いけどこれ」
と変な封筒を父から渡された。
「ちょっと、早いよー」
と母が言っていたがこれはなんだ?と思い封筒から1枚出して読んでた。
「今年のぼうけんしゃじゅけんたいさくじゅぎょう?」
「おう、やるんだったら徹底的にだ!1週間の授業を予約しといたぞ」
冒険者受験対策授業…テストの癖が強すぎて実際の冒険者が来てくれるほどのクソ高級なやつではないか。
「え!?結構高いんじゃ?」
「いいんだよ、夢だろ?」
授業なしでも受かるように日頃から少しの勉学と基礎体力をつけていたが
「確定で1発合格しろよな、プレッシャーになるかもだが」
「うん、頑張る!ありがとう」
落ちるのではないかという不安は少しはあった、しかしこれで
(ほぼ確定で受かる!)
と言う自信をゲットできた。
封筒の中にもう1枚の紙が入ってた。
「受験票!?」
自分の貯金で買おうと思っていたのにまさか受験セットを全て用意してくれるとは…
「嬉しいだろ?合格時は登録直行出来る少し豪華なやつだ」
「そんなのあるの!?」
知らなかった…この豪華な受験票の存在も父と母が俺のためにここまでしてくれていたことも。
「まぁ、毎日勉強と運動頑張ってたからな俺もなんか手伝いたくなってよ」
「十分すぎるよありがとうガチで」
「私にも何か言わせてよね」
母が何か母として何か言いたそうである。
「絶対に危ないことしないでね?危険だと思ったらすぐ戻ってきていいからね?」
「冒険者は危険が付きものだよ、母さん」
「でも…」
バツが悪そうに言っていた。
「まぁ今日はセイちゃんの誕生日だから楽しく行きましょ!!」
(切り替え早!?)
と思いつつ俺の誕生日会は始まった。




