少年期のある日の思い出4
やっとの思いで家に着いた!
もう日が暮れていて母が晩飯の準備をしている。
「あらおかえり、またそんなボロいもの持って帰って来て…」
「ただいま、帰ってきて速攻それはひどくない?笑」
いつも通りの流れだ、しかし今回は違うのだよ。
「これがどんなか凄いかわかっていらっしゃらない?」
すこし調子を漕いだ口調で喋った。
「またゴミでしょ?」
「奥さん、お目が低いですね〜この麻袋一見ただのゴミだと思うでしょう?」
「そうなんでしょ?」
「なななんと容量が無限なんですよ」
母が冗談でしょ?って顔で見てくる。
「刮目せよ」
と言い、そこら辺にあるマクラを家族分全てぶち込んでやった。
「どうよ?」
「新手のマジック?…では無さそうね」
得意げにニヤニヤした。
「それ取り出しできるの?」
(やばい、取り出したことないからわからん)
調子漕いた状態からは一変して冷や汗ダラダラな状態で
「で、出来るよ?多分」
本当に宝草から出るものはどう言うことができるのか把握しづらいライターもマクラも入れてしまった、取り出さなきゃ相当やばいぞ?と思いつつ麻袋に手を入れてみた。
「と、取り出せたー」
本当にビビった。
このまま異空間で消滅してたらどう説明すればいいかとバカ焦った。
「こりゃ便利ねー」
「ま、まぁね?デカすぎるものは入らんけど」
まだ心臓がバクバクしていた。
それもそうだあのライターを入れてしまっていたからだ。しかし取り出せるのならこちらの勝ちや。
「奥さん、それだけじゃないんだぜ?これを見て頂きたい」
と言いつつ、ライターを取り出した。
「ライター!?」
おれが説明するまでもなかったらしい、少し悲しい…
「そう、ライターさ」
(まぁ凄いことには変わりない)
とまた調子を漕ぎ始めた。
「しょうがないわね、はい」
金貨を3枚渡された。
「こ、こんなに!?」
金貨、それは子供にとっては貴重過ぎる量のお金だった。
「まぁ、これでもライターの市場価値?よりかは少し低いけどね」
「ありがとう、大切に使うよ」
よっしゃこれでなんでも買えるぜやめらんねぇな宝草探し!!
まぁ冒険者のための貯金にするけどね。と、貯金箱にバチコンと打ち込んだ、
(まだニヤニヤが止まらない)
とベッドに横になった。
その時マクラを返してないことに気づき速攻返しに戻り再び横になった、
(ていうか麻袋どうしよ)
と考えていると眠気が襲ってきてそのまま寝てしまった。




