脱出
何が何だか分からないが右目が変化したことは分かった。
するとルキが
「とりあえずその血拭きなさいよ、見てられないから」
とハンカチを突きつけてきた。
(男まさりなあのルキがハンカチを常備しているとは…)
と感心しつつ、受け取って目の下を拭いた。結構血が出ていたのが手の感覚に伝わってきた。それと同時にハンカチからなにかいい匂いがする。
拭き終わりルキの方を見ると何故かルキが緑色に発光している
「うわっ、ルキどうしたの?」
何故か毒々しい感じのルキになっていた。
「いきなりどうしたの?私はいつも優しくて可愛いが取り柄のスーパー人間だけど?」
何か触れてはいけなそうな自己紹介をしていたがそれは置いといて、
「なんか緑色に発光してね?」
やっぱり発光してるよな?とジロジロルキを見たいるとルキが
「そんなわけ無いでしょ?目がおかしくなったんじゃ無い?」
確かに目をいじられたしそれのせいかな?と周りを見渡してみた。
「あ、他にも光ってるところがたくさんある!」
アラフさんや俺の手、何故か一部の床のタイルなどが光っていた。
「これってアラフさんが言っていた通りトラップが緑に見えるってことかな?」
とルキに問いかけると
「まぁ、アラフさんを信じるならそうなるね。アラフさんが光ってるってことはアラフさんがトラップかもだけど」
と冗談混じりな回答が飛んできた
「だとすると、魔粒子ってやつが含まれてるやつが見えるってことかな?トラップって大体魔力で動いてるはずだし」
「多分そうじゃ無い?それを頼りにアラフさんを背負っていきましょ」
「そうだな」
入ってくる時にトラップに一回も引っかからなかったのが奇跡ってレベルでたくさん緑に光っている。
「よいしょっと」
気絶しているアラフさんを担いだ。思ったより軽かったから全然安全に出れそうだな。
「俺が罠の場所教えるからついてきて」
「はいはい」
なんか指図されるのが嫌みたいな感じだったが今は堪えてくれ。
「まず扉の横には行かないで、なんか光ってる」
「おけ」
「そこの右のタイル危ないよ」
「はいよ」
などという単調だが命に関わる会話を繰り返し…
「やっと出れたぁ」
アラフさんが言った通りめっちゃ光ってた、ちょうど真ん中の道だけトラップが少なかったけど全然あったからなぁ
入ったときの俺たち奇跡だろ…
アラフさんを床に寝かせて休んでいると。
「そんなトラップなかったわね」
ルキはそんなことも知らないで結構呑気だった。
結構時間が経ったと思ったのに空を見るとまだ日が全然暮れそうにない。
「おぉ、出れたのか?」
アラフさんが目を覚ました。
聞きたいことが山々だったが、
「アラフさんどこに運べばいいですか?」
と聞いた。それが最善だと思ったからだ。
「すぐそこに俺たちの拠点がある、この方向に真っ直ぐ」
と指をさした。
「よし、行くか」
休憩も結構したし体力的にもだし、時間もまだまだ余裕がある。全然拠点までアラフさんを運べそうだ。
「もぅ、行くんだったら早く行こ」
ルキが待ちくたびれていた。
ヒーラー兼魔術師しかも上級の、これは拠点にどんなすごいものがあるか、ということをルキが先に勘付いたらしい。
「アラフさん、少し揺れるけど耐えてくれ」
といいアラフさんの拠点に向かった。




