幼少期のある日の思い出 1
おれセイア•レンデスには憧れがあった。
それはこの村で…いやこの国で生まれた人は絶対に一度は夢見たことはあるようなことだ。
「おとーさん、いつになったらおれ冒険者になれるのー?」
「まだまだ先、とは言い切れんな。なんせもう冒険者登録できるまでの年齢の半分まで来たからな」
16歳になれば冒険者受験ができる。老人だろうが浮浪者だろうがここアシャミール国の共通言語アシャミール語を話せて受験に受かれば天空人でも冒険者にでもなれるだろう(そんなやつがは本当にいるのかはさておき)
「もう8歳なんだから外出していいって言ってるだろ?宝草でもなんでも自由に探してこいよ、なんでそこまで冒険者に拘るんだ?」
「そりゃあ、あのとぅだよ。見えるでしょ?あのばかでかくてすごくながいとぅ、あれに登りたい」
「そうだな、あれを登るには確かに冒険者の資格がいる。夢があるっていいなぁ。その為にも今のうちにトレーニングはしとかなきゃな」
「うん、いってくるよ」
夢、それはこの国の端にある馬鹿でかい塔に登ることだ。
なぜ登りたいかって?それを知るにはこの世界のことについておさらいしなければいけない事がある。
この世界には宝草が存在する!そう、みんな知っている植物だ!この植物には面白い特性がある。
そう、放置されればされるほど豪華になっていく!!
一度人が近くを通ると人間の魔粒子?を探知して開けられるまで待つ体制になってしまい中身の変更が行われないらしい。だが、本当に誰の目にも入らないすごく見つけづらい場所にあるとすごく豪華なものが手に入るのだ、
その豪華な宝草が沢山ありそうな場所、塔しかなかろう?
少なくとも100階層はある。それなのに雑魚冒険者どもは 最高20階層までしか到達したことがないのだとか。
絶対に俺は塔の上に行きまくって豪華宝草を開けまくる!!
それがおれの夢だ。




