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やらない後悔よりやる……
「やらない後悔より、やる後悔」という言い回しがある。
誰しも一度は耳にしたことがあるだろう。
だが、私はあの言葉がどうしても好きになれない。
それは、まるで人の心の深さを、軽々しくなぞっただけのように感じるからだ。
――やらない後悔。それは、たしかにある。
やらなかったことを、あとになって思い返し、悔やむ。
その感情は、人の歴史にも、言葉の成り立ちにも根を持っている。
けれど、「やる後悔」とは、いったい何なのだろう?
やったのに、悔いる。
やり切ったはずなのに、振り返って後悔する。
それは本当に「やり切った」と言えるのか?
中途半端に踏み込んで、自分をごまかしただけじゃないのか?
私は思う。
「やらない後悔より、やる後悔」ではなく、
「やらない後悔より、やる失敗」こそが、真に人を前に進ませる言葉だと。
失敗は、確かに痛みを伴う。
だが、そこには学びがあり、成長がある。
後悔ではない、前進の証がある。
だから私は、そう言い切りたい。
あー、ちょっと綺麗事過ぎて気持ち悪い。
そんな単純なら人生苦労しない(`・ω・´)キリッ