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第67回 熊害と三毛別羆事件について

 最初に言っておきましょう。

 熊害ゆうがいと読みます。もう一つは三毛別さんけべつひぐま事件。


 昨今、熊の被害が日本全国各地で頻発。


 もはやこれは「人間対熊」の戦いだと思うのですが、この国は相変わらず「お花畑」というか、役所に、


「熊を殺さないで。かわいそう」

 と訴える人がいるとか。


 確か秋田県の知事だったと思いますが、

「そんな奴には熊を送り付けてやればいい」

 と言ってましたが、その通り。


 熊ってのは、怖い物で、「プーさん」みたいに可愛いものじゃないんです。


 ちなみに、私は北海道出身ですが、実は野生のヒグマを見たことがありませんし、本州に移住してからもいわゆるツキノワグマも見たことがありません。

 ただ、動物園などでは見たことがあります。


 では、三毛別羆事件について。


 起こったのは、大正4年(1915年)。

 北海道苫前(とままえ)郡苫前村三毛別(現:苫前町三渓)六線沢で発生した事件です。これはエゾヒグマが開拓民の集落を二度にわたって襲撃し、死者7人・負傷者3人を出した後、猟師の山本兵吉(へいきち)により射殺されたのですが。


 まあ、詳しくはWikipediaなどをご覧ください。


 とにかく凄惨なのが、巨大なヒグマに二度に渡って村が襲撃され、上は59歳から下は1歳の赤子に至るまで、計11人も被害に遭ってること。


 漫画「ゴールデンカムイ」でも語られてますが、熊は、普段は臆病なので人間を襲うことはあまりないそうですが、一度でも人間を食べて、その味がわかると、次も襲うようになるそうです。しかも、熊の知性は結構高いのだとか。


 おまけに、ヒグマはツキノワグマよりもはるかに大きく、体長が2mを軽く超える個体もいます。

 そんなのが人に襲い掛かってきたらたまりませんし、鋭い牙も爪も持ってます。


 熊が人里に増えた理由は、色々とあると思いますが、熊の餌になるところ、つまり自然を壊して、太陽光パネルを作りまくったのもあると思います。


 まあ、要は日本政府が、中国に媚びまくって、中国製太陽光発電パネルを設置しまくってるのも問題の一因だと思うわけです。

 だって、私が子供の頃は、そんなに熊が人里に出てくる、という情報はなかったので。

 ごくたまに、「熊が出たぞ」という情報が地域に出ることはありましたが。


 さて、三毛別羆事件に戻りましょう。


 同じく漫画「ゴールデンカムイ」に、二瓶にへい鉄蔵てつぞうという、熊撃ちの名手が出てきますが、実は彼のモデルが、この三毛別羆事件で活躍した山本兵吉だと言われています。


 兵吉は日露戦争に出征した猟師で、生涯に討ったヒグマの数が300頭にも登るとか。

 ただ、実はこの兵吉、性格的に非常に問題がある人物だったらしく、酒が入ると暴れるので、この事件で村人も嫌がっていたというらしいです。

 それでも、熊討ちの技術だけは抜群だったので、仕方なく呼んだとか。


 ちなみに、昔は、北海道や東北の山に「マタギ」と呼ばれる一種の猟師集団がいまして、彼らがそれこそ銃を使って、熊や獣を狩っていたのですが。


 戦後になって、銃刀法違反が厳しくなり、結局、銃の使用自体に厳しい規制が入るようになったため、多くのマタギが仕事を辞めたのだとか。


 現代でも、「猟友会」というのがあるのですが、彼らでさえ一般市民(確か積丹しゃこたん町の副議長)から煙たがられて、「それじゃもうやらないから勝手にしろ」と拒否したら、町側がロクな対処ができなかったという話を聞きました。


 平和ボケなんでしょうね。


 結局、もう対処できないから、自衛隊を出動させたり、警察官にライフル銃を持たせて対応させようとしているらしいですが。


 言っておきますが、自衛隊には熊を撃つ権限はありません。せいぜい罠を張ることくらいです。

 おまけに警察官でもライフルで熊を撃つには、相当な訓練が必要です。


 そんな甘い物じゃないんですよ、熊ってのは。


 だからこそ、猟友会とかマタギみたいなプロが必要だと思うんですけどね。

 それ以前に、さっさと中国製の太陽光パネルを辞めればいいと思うのですが。


 あれが自然を破壊しまくってる上に、再エネ賦課金で庶民から金を取りまくって、その金の多くが中国に流れているというのを聞いて、頭に来ています。


 ということで、熊害についてでした。


 増えすぎて、人間に被害を及ぼすようなら、結局、「駆除」するしかないんですよ。反対してる人は、自分や家族や友人がそういう目に遭わないから、わからないんでしょうね。

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