★キャラクターシート ②
注:二章のネタバレを多分に含みます。
二章完結時点での登場人物の解説です。あくまでまとめなので、特にお読みいただかなくとも本編の理解に支障はありません。
・ユウ
本名を麻上裕。二十三歳。中肉中背、薄く染められた茶髪に地味な服装と、あまり特徴のない男。
現実世界で流行中のDCG、ブラックストーンのプロゲーマー。動画・配信活動にも積極的。流行りに乗ってデジタルのカードゲームを生業にしているが、実のところはアナログな紙媒体のほうが得意で好み。
好きなものはコーラ、嫌いなものはイカサマ。
元の世界へ帰ることを目的としているが、実質ボーナスウェポンがないようなもので、ユニークスキルも攻撃系ではないためギルドには所属せず個人で情報を集めている。<ギルド>の団長、レイブンとは現実世界からの付き合いで、大学の先輩にあたる。
ボーナスウェポンは『デスティニー・ワン』。両面に渦のような模様が入った、トランプくらいの大きさをしたカード。本当にただのカードなので攻撃力はない。ユニークスキルの『糠に供犠』と組み合わせて使用する。
『糠に供犠』はダメージをアイテムの耐久値に肩代わりさせるスキル。ボーナスウェポンは耐久値が存在しないため、デスティニー・ワンにダメージを受け流すことで実質無限に攻撃を耐えることができる。
が、相手の攻撃に合わせて使用する必要があるため不意の一撃は防げない。痛覚もそのまま。SP使用量が極端に少ないスキル。
この通り攻撃手段に乏しいため、戦闘の際は持ち前の収集癖もありインベントリに集めたアイテムを使って戦う。
・レイブン
<ギルド>の団長。二十二歳。現実世界ではユウの後輩。キメラ最初期に転移し、<ギルド>を設立して騒乱期とも呼ばれる混乱を収めた立役者。
すらりと高い背に金色の髪。もちろん地毛ではないが、現実世界からの習慣で染めている。
稀に銀の懐中時計を手にしていることがある。何気にキメラの世界では時計は貴重なアイテム。
クラスは大技を得意とする<セイバー>。白銀色の西洋剣、『白銀世界』のボーナスウェポンを持つ。戦闘向きではないのか、ユニークスキルはあまり使わない。
代わりに戦闘では、クラススキルの一つである『閃光斬裂』をもっぱら振るう。威力が高い代わりにSP消費が激しく、レベル58という破格のステータスがなければ中々できない芸当。
同じ団長である<泰平騎士団>のジークとは交流浅くなく、素直に尊敬している。
・バニット
小柄で猫背、少し髪は長め。二十六歳。<ギルド>の一員にして、裏では<エルピス>の一員でもあった。
過去、現実世界でプレイしていたMMORPG『ラストファンタジア』にてリーザと同じギルド、<ムーンライト>に所属していた。その折、彼女にトラウマを植え付けた人物の一人。
キメラの世界で再会したことを運命だと思い、リーザを手籠めにしようと独り奔走する。ついでにあわよくばアレンのことも。が、抵抗するアレンとたまたまシリディーナへ帰ってきたユウに邪魔され、哀れにも<ギルド>のギルドハウス地下に幽閉されてしまった。
使用武器は真っ黒い刀身の『ヴァニティ』。取り立てて言うこともない、ありふれたボーナスウェポンの剣。別にそこまで見せ場もなかった。
ユニークスキルは『伸層白帯』。半透明の、視認しづらい帯を放つ能力。SP消費は大きいが長時間場に残るため、時間をかければ事前に仕掛けておいて罠を組み上げることが可能。バベルにおいては使いづらいスキルだが、町中で人を陥れるには有用だった。
・ノゾミ
本名は七原希。<ギルド>の副団長。赤みがかったロングの髪に背が高くスタイルもいい。歳は二十歳。
クラスは<アーチャー>、『単色天弓』のボーナスウェポンを持つ。真っ黒く、アーチェリーに用いられるベアボウに近くシンプルな形状をしている。
なお、キメラにおいて<アーチャー>は不遇クラスとされている。弱いわけではないが、リロードと念じるだけでマガジンが現れる<ガンナー>たちの銃と違い、なぜか弓で矢をつがえる際は一々自分で矢をインベントリから取り出して使う必要がある。そのため、<ギルド>や<泰平騎士団>では弓具店で矢を購入する必要がある<アーチャー>クラスの転移者たちには特別手当を出してあげている。
ユニークスキルは『赤眼看破』。両目が赤く光り、アイテムやモンスターの情報を読み取ることができるスキル。しかしレベルやステータスの具体的な数値までは読み取れず、モンスターの名称、耐性やおおむねの弱点まで。それでも結構有用。
あと、おまけとして弓のエイムがちょっとよくなる。アレンが羨ましがるスキル。
・四人組のみなさん
<ギルド>のバベル攻略にアレンとリーザが参加しているとき、浮遊島で出会った四人パーティ。
長身の男性、青い槍を持ったリーダーのリオネラ。マントを纏う直情的な性格のサトシ。そして、いかにもなつば広のとんがり帽子を被った栗毛の少女ポラリスと、ちょっぴり釣り目のエライ。
男女二人ずつの年齢もややバラついたパーティ。階層を進むまでの短い間、ポラリスとエライはアレンたちと交流を深めた。




