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リレー小説 『双子の天使 ~不幸な運転手~』  作者: 総勢17名によるリレー小説
4/7

怪獣と保安官とスター~請求書は突然に~ 【16】~【20】

【16】陸 なるみさん


ギャレットのオーラに怯え、ビリーが前方に視線を返すとそこには、


2つ首の巨大な銀龍が宙に浮いていたー!


「ハニー、お前の居場所はこっちだろ! はしたない格好してないでさっさと真ん中の首になれ~!」


灰色熊三匹には切っても切れない絆があったのです。




【17】ねぎさん


「マッててミンナ! イマいくワ!」


灰色ブロンドの爆乳ハニーは二つ首の銀竜へ飛びのろうとしました。しかしビリーが「俺を一人にしないでくれえええええ」と離れてくれません。


そんなとき、どこからともなくエキゾチックな黒髪美女が2人のそばに近づいてきました。


黒髪美女は小ぶりな美乳の谷間に紙切れを差し入れて「……うけとって♡」とささやくように言います。ビリーが鼻血を出しながらうけとるとそこに書かれていたのは――。


『請求書』




【18】檸檬 絵郎さん


さてさて困った。鼻血に染まってしまった請求書。

「かろうじて読めるのが……25円なんだが、ほんとはいくらなんだい?」

エキゾチックな黒髪美女すがたの双子天使には、皆目検討もつきません。

「知らないわよ、お宅の水道代なんか」




【19】山之上 舞花さん


「水道代?」


そんなに使ったかなと、ボタボタと落ちる血を見ながら鼻を押さえて考え込んだビリー。

そこに響く大音量の声。


「「こっちを無視すんなー!」」


翼竜に跨るギャレットと、2つ首の銀龍がギラギラとした目をビリーたちに向けていた。


「さあ、追いついたわよ、マイダーリン♡ 覚悟はよろしくって」

「ハニー、そんな甲斐性のなさそうな奴は捨てて、早く一つになろう」


それぞれに手を差し出してにっこり笑顔で言う、ギャレットと銀龍。だけど、ビリーとハニーの視線が反対のほうを向いていることに気がつき、ギッと鋭い視線を相対する邪魔者へと向けた。


「ちょっと、邪魔してんじゃないわよ」

「そっちこそ邪魔をするでないわ。我らは至高の姿へと戻ろうとしておる。些末なことは余所でやれ!」


視線だけで相手を射殺せそうな、物騒な目線を向け合うギャレットと銀龍。

間に挟まれたビリーとハニー。




【20】間咲正樹さん


――その時だった。


「ケンカハヤメテクーダサーイ」

「「「――!?」」」


突如現れたカタコトの男。

この男はいったい……!?


「だ、誰だあんたは!」

「ワタシハハンリュウスターデース」

「韓流スター!?!?」


自ら韓流スターと名乗る謎の男。

その割には大層ブサイクだ。


「ワタシノタメニケンカハヤメテクーダサーイ」

「お前のためにしてる訳じゃねーよ!?」


どうやら男はこのシチュエーションに酔っているらしい。


「アナタガシュキダカラー」

「俺は好きじゃないッ!!!」



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