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三十八.五話

番外編

坊主視点です。


放課後が終わるといつも通り、とあるオフィスビルに入る。そして、最上階のボタンを押した。



「ねぇねぇ、坊主。ナンバー2のウワサ聞いた?」

「あぁっ、2回目の任務が終わった後から学校を休んでいるで御座るが。」


いきなり背後からギャルギャルしい女の子に話しかけられ、拙者は戸惑いを隠せなかった。


何しろこの女子、これでもスクールのナンバー1で御座る。しかも、他の生徒とは意図的に関わり合いを避けているのに今日に限って‥‥いや、天才の考えることは分からんで御座る。


まぁ、兎に角やっかいな奴につかまってしまったで御座る。


「そうなのよねぇ。まぁ、知らないならいいわ。ノラの通っている学校に行ってるらしいけど、、一体あのノラに何かあるのかしら?まぁ、面白い奴ではあるんだけど」


ナンバー1は、普段は全然人に興味がないくせに、なぜあんな卑怯な男に興味を持つので御座ろう?というか知り合いなのか?


「そうなのか?まぁ、実力は拙者たちスクール生とノラじゃ比べ物にならないで御座る。」

そう、前回のは拙者の負けではない。


彼奴は女子を代わりに配達に使うなんて前代未聞のことをやらかしたのだから。



「フフフッ、そんなこと言って棒寿ったらノラに負けちゃったんだよねぇ?まぁ、棒寿ってばファイブスターの中では最弱だもんね。」


ナンバー1はサラリと髪をかきあげる。


そう、このスクールでファイブスターは4人。


しかし、拙者はスクールの残り3人よりは成績が思わしくない。でもそれをハッキリと言うのは性格が悪いで御座る。


No.1は見た目だけは拙者がみた中でも最高の容姿だが、いかんせん性格がわるい。

それに、格好がギャル過ぎるで御座る。


先日会った可憐な姫君には敵うべくもない。


目を閉じると、彼女の控え目な笑顔が瞼にうつる。それに合わせて鼓動が飛び跳ねた。



もしかしてコレが恋‥‥というやつだろうか?

初めて経験するが、案外悪いものではない。



世界が輝いて見えるというか、世界がギラギラギラついて見えるで御座る。


世のみんなはこんなスーパーサイ○人状態で日々を過ごしているんで御座るか?


彼奴もその状態だったとしたら、拙者があんな男に出し抜かれたのも仕方ないのかもしれない。しかし、コレで彼奴と条件は五分と五分だ。もう、これで負けるはずがないで御座る。


だとすれば、やる事は一つだ。

彼と決闘して姫君を救い出すで御座る。


拙者なら出来る。

やってやる。

YES I canで御座る。


そして、プロポーズするで御座る。

子供は3人、庭付きの一戸建て。

うん、悪くないで御座る。


よ〜し、早速決闘だ。


そう意気込んでみたものの、拙者の闘気に恐れ慄いたのか?それから1カ月間、彼が闘いの場に出てくることはなかった。


姫君=シンヤです。念の為

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