表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/27

安売りしちゃダメよ。

あれ以来、妹さんの用事で車を出すことはなくなった。というよりも、てっ君が用事があるからと言うようになって、会えない週末が度々あるようになった。

やっぱり妹さんのこと、ひっかかっているのかな。でも、仕方ないと言って当然のようにアテにされるのは、この先が思いやられるわ。よくあるじゃない?小姑って。嫁姑問題も厄介だけど、小姑のモンダイもよく耳にするわけで。


「お父様がもういらっしゃらないワケでしょ?まず、結婚となったら、お母様はくっついてくるわね。その調子だと妹さんもセットになるわよ。同居の可能性大ね。」

会えない週末。行き付けの美容院でのこと。第三者で、社会人の人の意見を聞きたかったから話してみたところ、そう言われた。

「妹さんは悪い子じゃないんですけどね。」

「そうは言っても、何かあったときに彼氏さん、楓花ちゃんの味方になってくれるか疑問だなあ。」

担当の美容師さんのアキさんは手際よくパーマ液を付けながら言う。20代後半のアキさんは独身だけど、周りの人が結婚している人が多いから、色々と知っているみたい。それに物言いがはっきりして、サバサバしている人だから話しやすい。

「失礼だけど、彼氏さん、シスコンね。」

「やっぱり…。」

シスコン。もしかしてと思っていた単語が耳に入ってきたとき、ストンと肚に落ちた気がした。やっぱり社会人の意見を聞いてみるべきね。マザコンもイヤだけど、シスコンかあ。考え物だわ。

「ねえ、楓花ちゃん。自分を安売りしちゃダメよ。まだまだ選り好みしなさい?まだ学生さんなんだし。今のうちだけだから!」

「そうかなあ…。」

「そうよ。楓花ちゃんみたいな可愛いが安売りなんてするものじゃないわよ!うんとかわいくしてあげるから、他のオトコ探しな!」

「そうかなあ。」

「あ。また。自信のないカオしてる。もっと自信を持ちなさいよ。シスコンじゃない、優しいオトコを見つけられるわよ。私なら、バッサリ斬るわよ。たとえ結婚が遅めになってもね。」

ここまでスパっと言えるアキさんはキラキラしている。私もこんな風にキラキラしてみたいな。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ