表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/27

プライド。

「すごーい!やっぱりソノ気だったんじゃないの!よかったねー!!」

翌日、愛梨に報告すると、すごく喜んでくれた。

「じゃあ、それは婚約の約束ってことよね?」

愛梨は羨ましそうに指輪を見つめる。

「そうね。なんだかびっくりしたけど。」

「で?どーすんのよ?」

「どうするって…。」

愛梨の目は聞きたいよ~!って全力で訴えている。

「卒業してすぐ、とか?就職やめちゃう?」

「就職してもいいって言ってる。自由を奪いたくないって。」

「いやーん。サイコーじゃないの!どこまで理解あんのよ~。」

愛梨は今、彼氏がいない。イナイ歴は半年くらいかな。愛梨は実はモテる。私なんかよりもずっと。しかも美人で頭がいい。しかし、派手に見える外見からか、なかなか堅実な、というか現実的な相手が見つからない。お金は持っていてもチャラチャラしていたり、オシャレのことに口出しばかりする人ばかり。だからスパっと切っちゃう。その繰り返し。愛梨にステキな堅実な彼が見つかるのをいつも願っている。


「でも、いきなりダイヤじゃないあたり、用心深いっていうかプライドが高いかもね。」

「そうだね。」

そう。それは私も思った。先週のことにしても、ズバっと言わなかったし。プライドかあ。恋愛スキルの低い私が、そういう相手と一緒にやっていけるのか、ちょっぴり不安だけど。どうにかなるものなのかしら。

「あ。ごめん。不安にさせちゃった?でも、愛されているのは間違いないよ!いいな〜。私も彼氏欲しい。」

「そ、そうだね。愛梨にも早く彼氏ができるといいね。」

心配そうにフォローする愛梨に明るく返すと、気分が沈むのをごまかすようにアイスティーのストローを口にする。


思えば、指輪これを決めた時も強引だったな。このピンクサファイアは彼のプライドの証しかもしれない。

わたは薬指のピンクサファイアを見つめながら考えていた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ