不思議な運子
気がつくと私は便器に座り込んでいた。
どうしてここにいるのか記憶がなかった。
なんか臭うので、下を見るとそこには茶色でカレーのような物体が水に浮いていた。
ふと私は思った。
「うんこってどんな味がするんだろう?」
そこで私は、少々戸惑いながらも、うんこを手づかみして、皿に盛ろうとした。
が、当然、茶色い物体が動き出した。
どうやら生きているらしい。
ソフトクリームを連想させるそれは自分の事を「運子」と呼んだ。
そしてさらりとうまく私の手をかわし、うんこは家中を駆けまくった。
捕まえようとしたが、意外にも逃げ足が早い。
逃げ足はチーターを超えてる。
いや、もっとあるだろう。
ウンコが走り回ったおかげで、家中茶色いのがこびり付いている。
なんとかうんこまみれになりながらも、私はうんこを捕まえた。
そして、ペロ……「これは青酸カリだ!」と気付いた時には時すでに遅し。
運子に脳天を噛み砕かれていた。
すると「キェ――――ッ!」刹那、玄関の扉が破壊された。
目の前には肩パットのついた上着と黒い海水パンツをはいた二人組がいた。
その一人が言った。
「パパ…あれが運子だよ」
するとしゃべった少年がいった。
「今から路上でうんこをするね!おじさん、どっちがうんこでかいか競おうよ!」
「うむ、いい度胸だ。その話乗った。」
ゴツいじじいは直径20cmのうんこをだした。
それでもでかいほうだ。
「わー!おじさんのウンコでかいね!僕、自信ないや…僕の出すよ?」
ブリ、ブリブリ、ブーリブリブリブリ………プ~…ブリブリ……………
「ん?なんか先端が金色だが?」
爺が言った。
すると、なんと金色のウンコが少年からだされた。
すると、爺がとっても驚いた顔で「な、なんだこれ!?神級だ!!!是非食わせてくれ!!!」
「いいよ。でも保証はしないからね!」
「お、おう!モグモグ…グッ」バタン…そしてじじいはお亡くなりになった。
それを見ていた私は今度から運子を食べないように誓った。
*よゐこのみんなはうんこを食べないでね!