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スペース・エンド  作者: XLT-ゾレト-
一章 デトロスとユースカ
3/6

END3.鳥山明や尾田栄一郎

鳥山明

「生命神か。どうやら俺はやっぱ死ねねえ運命のようだ」

「なあ、何があったんだよカビ丸。いや、カベマか?」

「まあ話すと長くなるんだが」

 星野カビ丸は不死身と称されるほどバイタリティが高かった。

 例えば舌を切り落としてもすぐに再生し

 例えば心臓を握り潰してもすぐに自己修復する。

 マグマの中に陥れてもすぐにその熱に耐える身体に進化し

 真っ二つにしても二人に分裂するだけだ。

 そんなどうやっても死なないある意味魔人ブウよりも

 難攻不落な身体能力を持っているため

 死ねないまま何百年も生きることとなる。

 大切な者がどんどん死んでいく中

 自分は死にたくても絶対に死ねない。

 そこでカビ丸の精神の方が壊れてしまい

 自ら戦地へ赴き無理矢理終戦させようとした。

 善行というよりは自棄に近い。

「それで不死身の死刑囚に」

「ああ」

「まあここなら私やアルドワもいるし

 絶対死なねえから気ままに楽しく生きろよ。

 天国みてえなもんだからよ」

「デトロス。ありがとうな」

「世界の使い方教えてやるよ」

「ああ」


アルドワ 創造 創作 工作 破壊 生命 治癒 防御 氷雪 雷電 麻痺 凍結

デトロス 破壊 火炎 雷電 燃焼 麻痺 創造 攻撃 工作 治癒 友情

カベマ 不死 生命 治癒 破壊 創造 殺戮 殺人 殺害 暗殺 体力 熱量


「世界は無数にあるんだ。そして得意な世界はそれぞれ違うが、

 修行次第ではどの世界も習得可能だ」

「へえ」

「アルドワは創造系、私は破壊系、お前は殺戮系の世界が多いな」

「成る程なあ」

「さっきも言ったが、得意世界以外の世界も習得できる。

 が、勿論得意世界のが習得率は高い。

 から不得手よりも得手を伸ばす方が効率的といえる」

「ああ。大体分かったよ」

 デトロスは案外良い子だ。

 新参者のカベマを受け入れ、優しく導いてくれている。

「これって所謂異世界転生なのかね?」

「ん? ああ、ラノベって奴か? そうだな。

 まあ大体そんな感じじゃね?」

 デトロスにもラノベの理解があるのか。

 とカベマは少し嬉しく思う。

「この世界ってラノベあるの?」

「ああ、てか193号世界にあったようなものは

 何でもあるぞ。

 お前らの言う『アイデア』ってのは結局

 0号世界から引き出しているものに過ぎないからな」

「マジかよ」

 ドラゴンボールやワンピースは凄い発想だと思っていたが、

 0号世界だとそれらは普通にあるのか。

 鳥山明や尾田栄一郎は大物ぶっているが、

 結局はアルドワの手の平で踊らされていた道化に過ぎなかったのか。

 鳥山明や尾田栄一郎の矮小さを知ったカベマは少し笑う。

尾田栄一郎

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