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1話

 メイビス王国の王様と王女様のところに双子の姉妹が産まれました。長女をクレア、次女をレイラと名付けられ、大切に育てられました。

 二人はすくすくきれいな子に育ち、クレアは美人で余り笑わない冷静で賢い子に、レイラはいつもニコニコ微笑み、誰にでも優しい周りから聖女のような子だと言われる子になりました。

 ですが、こんな二人にも大きな問題がありました。



 それは姉妹愛が強すぎることでした。幼い時から、一緒に寝ていて、微笑ましいと思いながら見ていました。ですが、だんだんと激しさが増していき、王様も許容出来ないくらいにベタベタくっついて、キスをし合い、それを普通だとでも思っているようでした。そして、自分にもキスして欲しいなぁなどと言っても、キスしてくれないのが余計に悲しかったとか。

 普通ならば、王座を競うため成長するにつれ、仲が悪くなるはずなのに、逆にどんどん仲良くなり、「王様にどっちが就いてもいいし、なんなら就かなくても一緒に居られればいいや!」などと宣いました。

 これにはイチャイチャを許容していた王様でも「さ、さすがにそれは駄目だ」と、動揺し、王の古くからの執事兼友達のセバスチャンに命じて二人を引き離すようにお願いした。(自分で言わないのは娘に嫌われたくないから)

 セバスチャンは「私も嫌われたくないのですが」などと言っていたが、ここは国の王としてごり押しで命じた。なかなかに卑怯である。

 

 

 王がどっちになるかなど、もっとしっかり競い会えだのと、セバスチャンから言われた二人は言うことを聴かず、むしろ、

「これは私達に与えた愛情を試す試練なんだわ!」とクレアが言い、

「そんなことをしなくても私はずっとクレアのことが好きだよ」

などと、クレアの頬に手をかけて笑顔で少し頬を赤らめて言うレイラ。そして優しくキスをする。 

 それを嬉しく思いさらにベロちゅーを仕返すクレア。さらにエスカレートし、だんだんクレアの着ている白いスカートの方に手を伸ばして行き、胸のところまで行き優しく触っていじり始めるレイラ。そして突然レイラに触られ、嬌声を上げて、頬がだんだん紅潮していくクレア。クレアの足からだんだん力が抜けて行き、座り込んでしまった。

「お姉ちゃん、もう終わり?」

 可愛く首を傾げて訊いてくる小悪魔見たいな妹。

 実は普段おとなしめのレイラの方がエッチだったりする。

 二人だけのムードを作り始めたのを見て、王になんて報告したらいいのかわからずに頭を抱えるセバスチャン。もうこの国は駄目かもしれない。



 時に、違う部屋にそれぞれ幽閉されて冷静にさせようとしたこともあったが、閉じ込めてから二日目に入った夜、二人の我慢の限界がきて、クレアはドアを全力パンチでドアを破壊し、見張りの武器も破壊して、レイラに会いに行った。レイラもレイラで魔法を使って見張り1を操り、鍵を開けさせ、その見張り1を止めようとした見張り2は眠らせた。

 こうして同じく脱走した二人はベットで半裸になって、二人の愛情を体で確かめ合ったとか。

 ちなみに幽閉を命じた国王様は娘達にブチギレられ、三日間口も聞いてくれなかったとか。



 さて、そんなヤバイ二人だが、どちらも王立の学校に通い始めたのである。

 姉のクレアは成績も良く、特に戦闘科目に置いては先生を圧倒するほどに強い。

 武器全般を使いこなし、特に両手に短刀を持ち戦う時は誰も勝てず、生まれた時から一敗もしていないと言う折り紙付きである。

 何故こんなに強いのかというと、昔レイラと外で遊んでいる時に、偶然いた、はぐれドラゴンに襲われたことがあり、その時は騎士達により護ってもらったが、騎士達がいなかったらどうなっていたのかと今でも恐ろしくなる。

 今でも恐ろしいのは、自分が襲われたことに怯えているのではなく、そこには大事な大事な妹のレイラがいたからだ。レイラの顔には涙が溢れていてクレアに抱きついてきたのを今でも鮮明に覚えている。

 だから絶対に強くなってレイラを泣かせない格好いいお姉ちゃんに成ろうと思い、ここまで強くなったのだ。あと、また抱きつかれて、もっと仲を深めたいとも思っているのだ。



 妹のレイラは姉と比べると成績は良くないし、運動神経も悪いが、こちらはこちらでとても優秀である。

 特に魔法や魔術に置いては学年一位である。魔法とは自分の魔力量によって殆ど決まると言っていいので、才能で決まってしまうものである。魔術は魔力石という物体に魔術文字を書き、行使するものなので才能は余り必要ないが、魔術文字自体が余り解明されていないので、戦闘に不向きなのである。また、魔力石自体が高いため広く普及されていないのだ。だが、お湯を沸かすくらいならできるので、貴族の間ではポットとして利用されている。



 クレアは魔力量が少ないので物理型に成ったが、レイラは魔力量が豊富で、おまけに魔法の出し方も一流だった。しかも魔術文字の解読もできるので、魔術文字研究所からも引っ張りだこなのだ。

 そんなレイラもクレアと同じくドラゴンに襲われた経験から、何も出来ない自分じゃ嫌だと思い、攻撃型魔法や防御型魔法、補助型魔法など、一通り学んだのである。クレアに傷の一つも着けさせないため、特に防御型魔法は勉強をしまくった。また、魔術文字を研究し、常時防御の魔術文字を魔力石に付与した。えっ、魔力石の出どころ?それは国王のお父様に可愛くおねだりして、手に入れたとか。娘の可愛いおねだりには父も無力と貸すのだ。

 さてさて、そんな姉のために勉強に励んでいる清楚で真面目なレイラにも変態的なところもある。

 媚薬作りだ。前に、クレアの飲み物に媚薬をいれたことがある。

 その時のクレアは最高に可愛いと思った。身体が火照り、息も荒くなってきて、レイラにかまって欲しそうな視線向けて、でもやっぱり姉として自分からいくのは駄目だと、くらくらする頭で考えて残念そうな顔をする。そんな子犬みたいな姉を見て、レイラの方が我慢出来なくなりそうになる。だが後ほんの少しの辛抱だと思い、最後のクレアの理性を吹き飛ばす手を打った。

 少しボタンを外してクレアの方に近寄る。そして物欲しそうな目のクレアに「いいよ」と言わんばかりの唾液を流し込むベロチューをした。

 その瞬間クレアがベットにレイラを押し倒し、服を脱がせて襲いかかった。小さいレイラの胸を必死になって舐める姿は赤ちゃんそのものだ。そんなクレアを可愛く思い二人とも朝になるまでイチャイチャを続けたとさ。

 そんなことがあったのでレイラは媚薬作りを熱心に続けているのだ。

 

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