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<第十三話>医師からの説明

 「えっ、そうだったんですか!」

何も言わずに出て行ってしまった方に実は助けられていたという話に、とても驚いてしまっていた。

 

 「そうですよ。彼は、東山とおやまさんと言います。


 警察の方から聞いた話になりますが、交差点で動かなかったあなたを助けるために、彼が後ろから駆け付けて来てくれて、間一髪で車との衝突は免れたそうです。


 ただ、車を避けた拍子に、そのまま勢い余って道路脇で二人一緒に転んでしまったそうです。

 彼は、その時に肘や膝に擦り傷を負いました。

 彼があなたの様子を確認したら意識が無かったので、心配して救急車を呼び、あなたはこの病院に運ばれてきたのです。


 車を運転していた男性は、あなたの事を、自殺願望の女性だったんじゃないかと説明したそうですよ。

フラフラと赤信号の交差点に飛び出して来て動かなかったからだそうです。


 しかし、東山さんがそれに強く反論したそうです。

 彼が『危ない。』と声を掛けたら、すぐに驚いて顔を上げたし、その後『助けて』と叫んだからだそうです。


 自殺したい人だったら、決してそんな反応はしないと思いますと言っていたそうです。

 そして、そう思ったからこそ、彼は必死にあなたを助けたんだそうです。


 そうそう、警察の方が、あなたが自分の身元が分かるような物を何も持たずに事故に遭ったので、随分困っていましたよ。


 因みに、ご自身の事を、ちゃんと覚えていますか?あとご家族にも連絡を取りたいです。ゆっくりでいいので、あなたの事を教えて下さい。


 それから、あなたの意識が戻ったら、警察の方が事故の状況確認をしたいとおっしゃっていましたよ。

 この診察が終わってから、意識が戻った事を連絡するつもりでいますので、協力してあげて下さいね。」


 医師が警察から聞いた事故の様子を説明してくれた後に、私の事を聞いてきたので、私は順番に説明していくことになった。


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