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第九十二話
突然、虎千代の首に掛けられていた光育の玉から白光の筋が四方八方に放たれた。
臨・兵・闘・者・皆・陣・裂・在・前
放たれた光の先に九字眞言が投影され、玉の白光が虎千代を包んだ。
光り輝く虎千代が宙に浮く。
腕を広げ体躯を十字にさせて、虎千代は鬼斬り丸を手放した。
鬼斬り丸は独りでに鞘に収まり、煩く纏わりつく口を閉ざした。
「僕は、人を憎まない。無益な殺生はしない。義、有する時にのみ刃を振おう。民の安寧の為。家臣の幸福の為。国の繁栄と存亡の為」
虎千代が滔々と語る。
突然、虎千代の首に掛けられていた光育の玉から白光の筋が四方八方に放たれた。
臨・兵・闘・者・皆・陣・裂・在・前
放たれた光の先に九字眞言が投影され、玉の白光が虎千代を包んだ。
光り輝く虎千代が宙に浮く。
腕を広げ体躯を十字にさせて、虎千代は鬼斬り丸を手放した。
鬼斬り丸は独りでに鞘に収まり、煩く纏わりつく口を閉ざした。
「僕は、人を憎まない。無益な殺生はしない。義、有する時にのみ刃を振おう。民の安寧の為。家臣の幸福の為。国の繁栄と存亡の為」
虎千代が滔々と語る。
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