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第七十四話
段蔵を全裸にさせると刃物傷が全身に刻まれ、血が滴っている。
虎千代も己の雲水装束を脱ぎ捨て全裸になった。白い柔肌が露になる。
「温めなきゃ」
虎千代は段蔵を抱きしめ、雲水装束を布団代わりにして二人の身を包んだ。
氷のように冷たくなっていく段蔵を虎千代は祈るように抱きしめ
「段蔵さん、死んじゃ駄目だ。死なないで」
必死に念じる虎千代の全身が、碧く仄かに発光し始めた。
光は段蔵と虎千代の体を覆い、薄暗い洞窟を満たしていった。
段蔵を全裸にさせると刃物傷が全身に刻まれ、血が滴っている。
虎千代も己の雲水装束を脱ぎ捨て全裸になった。白い柔肌が露になる。
「温めなきゃ」
虎千代は段蔵を抱きしめ、雲水装束を布団代わりにして二人の身を包んだ。
氷のように冷たくなっていく段蔵を虎千代は祈るように抱きしめ
「段蔵さん、死んじゃ駄目だ。死なないで」
必死に念じる虎千代の全身が、碧く仄かに発光し始めた。
光は段蔵と虎千代の体を覆い、薄暗い洞窟を満たしていった。