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第七十二話
段蔵は虎千代を肩に担いで白山を目指した。
その途中、岩肌を細く伝う小さな滝があった。
滝の裏側に洞窟がポカリと口を開けていた。
段蔵は冷やりとした空気で満たされた洞窟の中に入ると、担いでいた虎千代をそっと地面に降ろした。
敵から逃れ安堵したのか、段蔵はそのままどさりと倒れ意識を失った。
虎千代が目を覚ますと、段蔵が色の無い顔をして傍らで倒れていた。
「段蔵さん?」
虎千代は慌てて体を起こし、段蔵の体を揺さぶった。
紫に変色した段蔵の唇が微かに動いたような気がした。
段蔵は虎千代を肩に担いで白山を目指した。
その途中、岩肌を細く伝う小さな滝があった。
滝の裏側に洞窟がポカリと口を開けていた。
段蔵は冷やりとした空気で満たされた洞窟の中に入ると、担いでいた虎千代をそっと地面に降ろした。
敵から逃れ安堵したのか、段蔵はそのままどさりと倒れ意識を失った。
虎千代が目を覚ますと、段蔵が色の無い顔をして傍らで倒れていた。
「段蔵さん?」
虎千代は慌てて体を起こし、段蔵の体を揺さぶった。
紫に変色した段蔵の唇が微かに動いたような気がした。
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