表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦国鬼  作者: 騎士理 徹 (きしり とおる)
70/388

第七十話

「段蔵さん!」


 虎千代は悲壮な声を上げ、涙を浮かべながら段蔵に縋りついた。


段蔵は何こともなかったように目に刺さった手裏剣を顔面から抜き捨てた。


棒手裏剣の先には段蔵の眼球が突き刺さっていた。


大きく跳躍した虚無僧の一人が硫黄の煙を背に上空から段蔵に襲いかかった。


虎千代の頬を伝う涙が赤く染まった。


 「よくも段蔵さんを」


 虎千代の目がつり上がり、突風が虎千代の小袖と直綴裳を吹き上げた。


赤く濁った眼で空を舞う虚無僧を虎千代が睨みつけると、虚無僧の腹が裂け臓腑が宙に弾けた。


虎千代が他の虚無僧たちに視線を移す。



ギリリ、ギシ、ギシ、バギ、バギ、バギ



虚無僧たちの骨が鳴り、肋骨や鎖骨が皮を突き破って飛び出す。


 「ぎゃーー」


虚無僧たちの絶叫が延々と続く稜線を這った。


 「やめろ!虎千代!駄目だ!」


 段蔵は叫びながら虎千代の頭を抱きかかえた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ