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第六十八話
虎千代は段蔵のことが気になりながらも言われた通り走った。
二十間ほど走ったとこで虎千代は後ろ髪をひかれ振り返った。
六人の虚無僧に囲まれた段蔵は必死の攻防を続けていた。
段蔵の様子がおかしかった。
体がふらつき、跳躍力も昨日とは別人のようだった。
「毒だ。さっきの手裏剣に毒が塗られてたんだ」
虎千代はひとりごちて、鈍い動きで虚無僧たちと刃を交わす段蔵を見やった。
段蔵の引き回し合羽が見る見る襤褸切れのように切り裂かれ、手甲の先から血がしたたり落ちた。
虎千代は段蔵のことが気になりながらも言われた通り走った。
二十間ほど走ったとこで虎千代は後ろ髪をひかれ振り返った。
六人の虚無僧に囲まれた段蔵は必死の攻防を続けていた。
段蔵の様子がおかしかった。
体がふらつき、跳躍力も昨日とは別人のようだった。
「毒だ。さっきの手裏剣に毒が塗られてたんだ」
虎千代はひとりごちて、鈍い動きで虚無僧たちと刃を交わす段蔵を見やった。
段蔵の引き回し合羽が見る見る襤褸切れのように切り裂かれ、手甲の先から血がしたたり落ちた。
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