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第五十九話
「痛いなぁ。何も落とすことないじゃん。本当にお腹空いて動けないんだよ」
駄々をこねる虎千代に段蔵は、行李から干し芋を取り出して虎千代に手渡した。
「またこれぇ。もう飽きた。違うの食べたい」
寺を出発して初めの二日は旅籠に泊まったが、その後は山深く宿場町が無かった為、野宿が続いていた。
二人は丸二日干し芋しか口にしていなかった。
段蔵はしょうがないなぁと言わんばかりの呆れ顔を浮かべ、小袖を上半身だけ脱いで川の中に入っていった。
「痛いなぁ。何も落とすことないじゃん。本当にお腹空いて動けないんだよ」
駄々をこねる虎千代に段蔵は、行李から干し芋を取り出して虎千代に手渡した。
「またこれぇ。もう飽きた。違うの食べたい」
寺を出発して初めの二日は旅籠に泊まったが、その後は山深く宿場町が無かった為、野宿が続いていた。
二人は丸二日干し芋しか口にしていなかった。
段蔵はしょうがないなぁと言わんばかりの呆れ顔を浮かべ、小袖を上半身だけ脱いで川の中に入っていった。
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