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第三十九話
「段蔵さん。飛騨まで行くには、信濃路を通っていくんですよね。信濃は何と言ってもお蕎麦!お蕎麦食べに行きましょうよ。五平餅売ってるかな?楽しみだな~」
意気揚々、張り切って両手両足を交互に振る虎千代。
「段蔵さん一六歳なんだってね。光育様から聞いたよ。僕は一四歳だから、二つお兄さんだね~。よろしくでっす!」
浮かれる虎千代を無視して、段蔵は足早に歩を進めた。
林泉寺を出発して三刻ほど歩いたところで、喋ることも尽き果てた虎千代が山道脇の切り株に腰を下ろした。
「段蔵さん。飛騨まで行くには、信濃路を通っていくんですよね。信濃は何と言ってもお蕎麦!お蕎麦食べに行きましょうよ。五平餅売ってるかな?楽しみだな~」
意気揚々、張り切って両手両足を交互に振る虎千代。
「段蔵さん一六歳なんだってね。光育様から聞いたよ。僕は一四歳だから、二つお兄さんだね~。よろしくでっす!」
浮かれる虎千代を無視して、段蔵は足早に歩を進めた。
林泉寺を出発して三刻ほど歩いたところで、喋ることも尽き果てた虎千代が山道脇の切り株に腰を下ろした。