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第百五十六話
「武田との話を持ってきたのはそもそも景康、景房の二人なのだからな」
「そんな……」
景虎は落胆し、両膝を地に打ち付けた。
「だから、俺が為景様の遺志を継いで、この領地を、民を……」
秀忠は話しながら意識を失い、どさりと体躯を横たわらせた。
秀忠の謀反から一年半が経ち、景虎は十五歳になっていた。
黒田秀忠は、景虎が強く要望し、段蔵に解毒剤を処方させたお蔭で、一命を取り留めた。
上杉定実に景虎が嘆願し、秀忠は元の黒滝城主としてことなきを得た。
「武田との話を持ってきたのはそもそも景康、景房の二人なのだからな」
「そんな……」
景虎は落胆し、両膝を地に打ち付けた。
「だから、俺が為景様の遺志を継いで、この領地を、民を……」
秀忠は話しながら意識を失い、どさりと体躯を横たわらせた。
秀忠の謀反から一年半が経ち、景虎は十五歳になっていた。
黒田秀忠は、景虎が強く要望し、段蔵に解毒剤を処方させたお蔭で、一命を取り留めた。
上杉定実に景虎が嘆願し、秀忠は元の黒滝城主としてことなきを得た。