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戦国鬼  作者: 騎士理 徹 (きしり とおる)
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第百五十話

景虎は秀忠の一撃を鍔で辛うじて受けた。


「領土安寧とはどういう意味だ」


景虎は目を吊り上げて、秀忠に訊いた。


「貴様如きガキに話したところで、埒もない」


秀忠は景虎の鍔を撥ね上げた。


段蔵の手裏剣を短刀で交わしながら、景虎の喉元を狙って、長刀の刃先を突いた。


「死ね!景虎」


パンと乾いた音が弾け、秀忠の右腕がだらりと垂れた。


「何!」


顧ると、神五郎率いる鉄砲隊が列をなしていた。


「遅れ馳せながら、直江神五郎ただ今参上!」



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