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第百三十八話
景虎は胸元が大きく開いた南蛮渡来のドレスに身を包み、青の釉薬で片目を瞑る大黒様が描かれた、取手付き白磁器の取手を人差し指と親指で摘み、空いた手で受け皿を持って紅茶を嗜んでいた。
膝の上には雷獣が尻尾を振って座っている。
「ん~。いい匂い。日本茶とは違ってお花の香りが心地いいわ~」
景虎がロッキングチェアーで身を揺らしながら、薔薇の香りに酔いしれていると、慌ただしい足音が廊下に響いた。
「御免!」
野太い声と共に、障子が勢いよく開帳した。
景虎は胸元が大きく開いた南蛮渡来のドレスに身を包み、青の釉薬で片目を瞑る大黒様が描かれた、取手付き白磁器の取手を人差し指と親指で摘み、空いた手で受け皿を持って紅茶を嗜んでいた。
膝の上には雷獣が尻尾を振って座っている。
「ん~。いい匂い。日本茶とは違ってお花の香りが心地いいわ~」
景虎がロッキングチェアーで身を揺らしながら、薔薇の香りに酔いしれていると、慌ただしい足音が廊下に響いた。
「御免!」
野太い声と共に、障子が勢いよく開帳した。