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戦国鬼  作者: 騎士理 徹 (きしり とおる)
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第百十九話

「効かないって言ってるだろうが!!神五郎!!この老いぼれを摘み出せ!!」


「しかし」どぎまぎとして、神五郎は立ち上がれないでいる。


「何をしておる!!」甲高い怒声が、神五郎に浴びせられる。


「は!」神五郎が立ち上がろうとしたその時、


「入るな!」と光育が額から汗を流して恫喝した。


「切る」景虎は、刀台に掛けてある、鬼斬り丸に手をかけた。


が、鬼斬り丸は当然の様に抜けない。


「クソが!」景虎は鬼斬り丸を投げ捨てて、脇差を抜いた。




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