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第百十七話
「有難いか、有難く無いかは、お主次第じゃがな。お主このままじゃ、闇に呑まれて、命を落とすぞ」
眼の奥に光を宿して、光育が焦点の合わない景虎を睨む。
「いいんですよ。死んでも。むしろ僕が死んだ方が、光育様だって嬉しいんじゃないですか?へへっ」
へらへらと笑う景虎の目が、所在なげに虚空を泳ぐ。
光育はふ~。っと、深いため息をついて、手を合わせた。
オン・ベイシラマナヤ・ソワカ オン・ベイシラマナヤ・ソワカ
オン・ベイシラマナヤ・ソワカ オン・ベイシラマナヤ・ソワカ
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