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第百十三話
キーーーン!!
耳障りな高い音がさらに音量を上げていく。穣姫は両耳を塞いでその場から姿を消した。
「ぐぁーー。あああああ」
一人残された景虎もまた鬼斬り丸の嘶きに悶絶し、気を失った。
草影から一匹の子犬が現れ、景虎にぽてぽてと歩み寄り、景虎の顔をぺろりと舐めた。
光育は、林泉寺の本堂で禅を組み、経をあげていた。キーーーン。「うん?」遠東から聞こえる奇妙な音に、光育は耳を澄ませた。「……雷霆の嘶き」光育は、ガバリと立ち上がって、林泉寺を後にした。
キーーーン!!
耳障りな高い音がさらに音量を上げていく。穣姫は両耳を塞いでその場から姿を消した。
「ぐぁーー。あああああ」
一人残された景虎もまた鬼斬り丸の嘶きに悶絶し、気を失った。
草影から一匹の子犬が現れ、景虎にぽてぽてと歩み寄り、景虎の顔をぺろりと舐めた。
光育は、林泉寺の本堂で禅を組み、経をあげていた。キーーーン。「うん?」遠東から聞こえる奇妙な音に、光育は耳を澄ませた。「……雷霆の嘶き」光育は、ガバリと立ち上がって、林泉寺を後にした。