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戦国鬼  作者: 騎士理 徹 (きしり とおる)
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第百七話

「死ぬがいい。僕が死ねば。お前も死ぬ。僕が死ねば、みんな喜ぶ!」


石に打ち付けられた額はパックリと割れ、血が噴き出した。


「はははははは」


甲高い笑い声が、庭先に響き渡った。景虎が血に染まった顔を上げると、そこには、叔母である穣姫が立っていた。


「死ぬのかい?景虎。あんたの業は、死んでも償えやしないよ」


景虎が血に染まった顔を穣姫に向けた。


「為景を殺したのはあんただよ」


景虎は目を見張った。姿なき声と同じことを穣姫が喋ったからだ。


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