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001

ある裏麻雀界において一際有名な打ち手がいた。

本名は誰も知らなかったが、周りは畏敬の念を込めて「傀」と呼ばれていた。

傀は麻雀以外何も知らない。彼にとって麻雀が全て。他の愉悦には一切興味を示さない。


「ロン....」

傀はいつものように行きつけの雀荘「ジャングル小林」にいた。

当たり前のように満貫8000点をむしり取った刹那、入り口のドアが開いた....


「よぉ、ここに有名な打ち手がいるんだってなぁ.. サシウマ握れよ」

周りの目を気にも留めず一直線に傀のもとに近づいてきた。


傀とその男の距離が1mに近づき相対する。

周りのギャラリーもはやし立てる中、傀は口を開いた。


「点100、それ以下は認めない。」

「ノった。」


雨の降りしきる6月の深夜、

この闘牌こそ、傀が力倆(アビリティ)に目覚める序章であった。

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