死んだがすぐ転生?
0話 プロローグ
「ここは…どこだ?…」
僕は薄く光っている天井らしきものを見ながら呟くけど、どこにも人が居ないらしく僕の声だけが響く。
本当にここはどこなんだ?なんで僕はこんな所に居るんだ?そう考えていると僕が居た場所が暗くなり上から 女性が降ってきた。普段の僕ならここで「親方ぁ!空から女の子が!!」とか言って笑ってるんだけどその 女性はとても美しくて見惚れてしまっていた。髪はロングの白色で目は赤く、モデル体型の女性が僕の前に
降ってきたんだから仕方ない。まぁ、そんな女性が降ってきても僕の今の状況をどうにか出来るのかも不安なんだけどなぁ…。さて、どうしようか、と首をかしげていたら目の前の女性が喋りかけてきた。
「asd:;.pwjfamlml;rkmgsehfn」
「ごめん、聞き取れない」
「!?…Aーあーあーこれでいいですか?」「私は転生を管理している女神クリーナです。今からあなたを転生させたいんですけど先に謝っときます。」「大変!!申し訳ございません!!」
と、僕の了承も得ずに話を進めてきた女神のクリーナさんはなぜか僕に誤ってきた。何で謝るんですか?と聞いてみると、「貴方様を女性と勘違いして女性で転生させることになってしまったんです。」との事。
おいいいい!!僕は男だぞ!!一度は女性になってみたいとは思った気がするが僕は男だ!!そう叫んでやりたかったけどクリーナさんも謝ってるし責めないでおこう。
「まぁ、決まってしまったものは仕方ないですよね?…」と僕があきれ半分で聞くと、少し涙目でコクッと頷いた。
(あれ?僕怖い顔してる?)
と、思っていたらクリーナさんが、転生の事について教えてくれた。何やら転生には生前良い事をした分転生する時にそれなりの役職になれるんだとか。一番上が勇者や王、一番下が無視とかになるらしい。で、僕が転生するのが…メイドらしい…
はあああああああああああああ!!??え?女性に転生するって聞いたけど役職がメイドとか聞いてねぇよ!!何?嫌がらせ?そう心の中で叫んでいたらクリーナさんが「あ、言いそびれていましたが貴方様が転生する世界は"アクシス"という世界です。」
「は?今なんて?」「だから、アクシスと言う世界に転生することになりました。」
うわぁ、今まで転生転生言ってたから地球のどこかのメイドに転生するのかと思ってたけどまさか異世界だなんて...泣けてくるぜ...でも、異世界ってことは何かしら能力があるんだよな?と、考え込んでたらクリーナさん...もう"さん"はいいかクリーナから説明を受けた。
「アクシスは貴方様が居た地球の中世の時のイギリスやイタリアなどの見た目をしてますが、そこには地球にはない魔法や剣術等があります。」「そしてなにより!ユニークスキルという1人しか使えないとっても貴重なスキルも存在します!」との事だ。
まぁ、転生しないとどんなスキルがつくかは分からないらしいがな...。はぁ、今日はとても大変な1日?だな。転生することになり、メイドになり、はぁ、転生するのやめようかな?と、呟いていたらクリーナが「貴方様にはとても迷惑なことかもしれませんが私から色々と贈り物をさせて欲しいのですが」と提案してきた。
もしかして、何かいいものが貰えるのかな?と思い「いいよ」と答えた。するとクリーナはパァと効果音が流れてるんじゃないかってぐらいに明るくなり、「では、貴方様が転生いたしましたらプレゼントしときますね!」と言われた。
これで転生した後の楽しみが少し増えたよ。僕は少しワクワクしながら「今すぐに転生って出来るの?」と聞いてみた。返ってきたのは「出来ますよ」の返事だった。よし、今すぐに転生するか。
「クリーナ、僕を今すぐに転生させてくれ!」と頼み、僕は転生をした。
初めての投稿です。不定期に長く投稿するつもりです。