4限目〔脱落〕
仲間4人と生き残りのゲームを行い、仲間を失った僕らは疲れきった足どりで廊下を歩いていた。
その時また男の声が聞こえた
「次のジュギョウは…総合です。特別トウに集合してください。」
「は?次の授業は数学だったはずだろ。」僕は予定表を見る。予定表は数学が総合に変わっていた。確かに前日は数学だった。
「もういいだろ…」和馬がつぶやくと、男がこう言った…
「貴様らは増えすぎた。」
「だからってこんな事することないだろ!」和馬の叫びを無視し男はゲームを発表した。
「ゲームは高鬼、参加者は5人」
《5人!?》
「鬼はこちらが用意した鬼からニゲテもらう捕まれば即[死]鬼が1分数えるうちに高い場所に居ればセーフとなる2人が同じ場所にいるのは禁止だ。使える道具はロープのみそれでは…」
「ま、まて!全員が死ぬまで続くのか?」和馬が聞くと
「1ゲーム1人だ」と男の答えに3人は絶句していた。
「ゲームSTART」
その声で僕らは見知らぬ空間に転送された。
「ここは…」真っ白い空間に数個の高台があった、僕は必死に高台に登る。
てけてけは上半身しかなく高いところに来ることは出来ない。だが巨大なハサミを所持して襲ってくる。
「1…2…3……」
てけてけが幼い子供のような声で数えている
僕は安全な場所に居たが和馬がパニックになっていた。
残り10秒で和馬は諦めかけていた
「和馬ぁぁ!こっちに来い!早く!」
僕が叫んだ…残り3秒だった
僕はロープを使い和馬を隣の高台に上げた。
「悠!ありがとう!」
だがもう1人の仲間航太に目をやると地面を必死に走っていた
「1…0みーつけた…」
てけてけはそう言うとものすごいスピードで航太の方へ走っていった。
僕と和馬はただ見てるだけしか出来なかった
航太が切り刻まれる姿を…
僕は次のゲームで和馬か僕が死ぬことを恐れながら、高鬼をクリアした
ゲーム終了
僕らは再び転送された。
気づけば廊下を歩いていた、そこに航太の姿はなかった。和馬と二人で教室に向かった…
教室はいつもの教室に戻っていた。
血はなく死体の山は消え机は元の位置にあった
「クソ…なぁ和馬…俺らどうなるんだろうな」
「分かんねぇよ次のゲーム俺が死ぬよ、俺はもう怖くて体が言うことを聞かない」
「何言ってんだよ…馬鹿…どっちが死ぬかは分かんねぇだろ、もしかしたらって考えた方がいいだろ」
「そうだな…」和馬はあきれた声で言った
その時また男の声が聞こえた…
笑誠です
今回は少し短かったですが。次はなるべく長くしたいと思っています。
暇な方にサクッと見てもらえるような作品にしているので、他の作品に比べれば短いですが。ご了承ください!
次回もよろしくお願い致します。