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1限目〔前兆〕
ある夏の日だった。僕は3年2組
いつものように登校し授業を受けていた。
なぜかこの教室に違和感を覚えた。
「何だろうこれ…」
何の違和感かは全くわからない、それでも気にせず授業を受けた。
(キーーーッ)
「!?」
突然頭の中に耳鳴りが響いた、とてつもなく不快な音だった。
僕はたまらずキョロキョロと見渡した、だが教師もクラスメイトもごく普通に勉強していた。
おそらく聞こえてないのだろう、頭の中に響いている。何故か恐怖は感じなかった
僕が焦っていると友達の柳田が話しかけてきた
「今日さ…パンツ見たんだよね!」
「あぁ…そうか」
((なんだコイツ授業中に何言ってんだよ… ))
そんなクソみたいな会話をしてると…
(ゔぅー)
「今度はなんだよ…」
「なんか言ったか?」柳田だ
「何もねぇよ馬鹿」
右後ろのドアからすごく低い声の男性の声が聞こえてきた…
授業がもうすぐ終わる…早く終わってほしかった……時間がゆっくりに感じた
そして授業が終わった
次は理科室だ…