私のアドヴァンテイジ
弱者の兵法。
あたしにアドヴァンテイジなんてものが
ひとつでもあるのだろうか?
たとえ あったとしても
あたしはちっとも自覚してないぞ
それでもなお
あたしにアドヴァンテイジがあるとしたら
まさにその点!
あたしがじぶんのアドヴァンテイジを
もし存在するとしても その存在を
というか 存在することすら
自覚してないってことなの
自覚もないあたしのこと
いっさいのアドヴァンテイジなしの
ゼロからのスタートのつもりで
なんとか合格ラインの80点を叩き出そうと
髪を振り乱して 汗を振り絞って
それなのに 惜しくも75点で
届かなかった口惜しや と思ったら
自覚しなかったアドヴァンテイジのぶんで
じつは80点をクリアしてたなんてこと
ありえる? ありえるかもね!
だけどのけれども
アドヴァンテイジがあることを自覚してて
それが油断につながるとすれば
髪の振り乱しかた 汗の振り絞りかたも
足りなくなって
アドヴァンテイジぶんを足したところで
75点止まりに泣くことも
あるんじゃない? ありえるわ!
だからあたしはこんなじぶんに
アドヴァンテイジのひとつもあったとしたって
それを自覚せずともかまわない
いっさいのアドヴァンテイジなしの
ゼロからのスタートのつもりで
髪を振り乱そう 汗を振り絞ろう
そしてその姿勢こそが
いつかほんとの
あたしのアドヴァンテイジになるのだ
ふふん♪
マイナスからのスタートもあるかと!