少し恥ずかしがり屋の彼の本性は? “かなりこ慣れた女好きな男だった!”
少し恥ずかしがり屋の彼の本性は? “かなりこ慣れた女好きな男だった!”
飲み会で知り合った、少し恥ずかしがり屋の男性を私は好きに
なってしまった。
女の子にあまり慣れていないような、ぎこちない話し方。
私はそんな素朴な彼に心惹かれてしまう。
・・・でも? 彼の本性は?
“かなりこ慣れた女好きな男だったのだ!”
ワザと女慣れしていない素振りで、“すべて彼の演技だったと後で知る。”
彼は私と話す時も、目を合わさず照れた仕草を何度も出していた。
でも、今思うと? “あれも演技だったのかとも思う。”
『・・・す、好きな物とかありますか?』
『キャンドルとか集めるのが好きです!』
『わーあ! 可愛いですね。』
『何か趣味とかあるんですか?』
『ぼ、僕は、アニメが好きです! ワンピースとかドラゴンボールとか。』
『私も好きですよ。』
『僕はオタクだから。』
『私もオタクです。』
『気が合いますね。』
『そうですね。』
・・・周りでは? “ド・下ネタを言う男性が居たり、女の子を口説きまくっ
てる男性まで居たんです。”
そんな中、彼のような初心な男性が居ると?
なんか心惹かれてしまうというか?
私は彼と連絡交換をして、その日の飲み会は終わった。
*
・・・その2日後。
彼から連絡があり、私は彼と二人で飲みに行く事に。
はじめこそ! 彼の照れ屋で女慣れしてない部分が出ていたモノの、
お酒が入って来ると? 彼の“本性”が次々と現れてくる!
『俺といい事しない?』
『えぇ!?』
『いいじゃん! 初めてじゃないでしょ?』
『・・・た、宅美くん?』
『ねえ、この後、○○ホテルに行こうよ!』
『まだ会って2回目だよ! 宅美くんの事、あんまり知らないし。』
『○○ホテルに行って俺の事知ればいいじゃん!』
『“本当は? こういう男性だったんだね、”』
『そうそう! 俺の男友達、飲み会で見ただろう? あんな奴らの
俺は男友達なんだから、俺もそうに決まってると思わないの?』
『・・・・・・』
『まあいいよ、お勘定してくるから! ○○ホテルに行くよ。』
『無理だって! 嫌よ!』
『・・・そ、そっか、分かった! 取りあえずお店出るから、出る用意
してくれる? いや、その前に一杯飲もうか!』
『・・・ううん、』
『トイレ行かなくていいの?』
『じゃあ、行ってくるかな、』
『じゃあ、ドリンク頼んでおくね!』
『・・・あぁ、ううん、』
・・・私がトイレから戻って来ると?
先頼んでくれたドリンクがテーブルに置かれていたわ。
『“じゃあーもう一度! 気を取り直してカンパーイ!”』
【カンパーイ】
・・・その後、私は彼が頼んでくれた飲み物を飲んで急に眠気が
襲い、意識がなくなる!
次に私が目を覚ました時には、、?
○○ホテルのベットの中で、しかも? 素っ裸で寝ていた!
そこには、もう彼は居なかったわ。
私がシャワーを浴び、○○ホテルから一人で家に帰る途中何度も彼に
電話をしたのだけど? “おかけになった番号は、電波の届かないところ
にあるか、電源が入っていません” と何度も何度も......。
そのうち、電話が完全に繋がらなくなったの。
・・・私はあの日、どうなったのか?
“何故、私は○○ホテルのベットで素っ裸で寝ていたのか?
何故? 私はあの日、意識をなくしたのか? 彼と体の関係があったのか?”
今になっては何も分からない。
あれから彼とは連絡が一切取れなくなり、もう会う事もなくなったわ!
・・・彼の目的は? やっぱり体の関係はあったのかな?
最後まで読んでいただいてありがとうございます。