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対談

投稿が遅れてすみません12月に入ったら投稿頻度が元に戻ります。ので宜しくおねがいします。

 ディーネとノータを置いて先にダンジョンに入ると暖房が効いたような温かい空間になっていた。


「おう、エルビス。さっきすげー揺れたけど何が起きたんだ?」


「ノータがディーネを攻撃しただけです。あんまり気にしないでください」


「そうか? それにしてもここに大きな扉があるんだよ。多分この先に火竜エグドラスがいるはずだ」


 そういったカインさんの背後には真っ赤な扉があった。禍々しい模様が付いておりこの先にドラゴンが待ち構えているのがわかる。


「それにしても、この扉を開けたらその先にエグドラスが待ち構えているんですかね? もっと入り組んだ地形の後に待ち構えていると思ったんですけど」


「そら、自分の家に帰るのにわざわざ、めんどくさい入り組んだ場所の先に住む奴なんていないだろ? もうここを開けたら居るだろうよ」


「そうじゃな……その扉から先に入るなら気を引き締めて行くべきじゃな」


 ノータがディーネを引きずりながらダンジョンに入ってきた。ディーネは気絶している。


「じゃあ扉を開けるぞ。みんな」


 俺はゆっくりと扉を開けた。少し空いた扉の先にはドラゴンがうつ伏せになり眠っていた。エグドラスは俺が開けた扉に反応して薄目を開けた。


「来たか……エルビスよ」


 エグドラスが俺の名前を読んだ瞬間に俺は一度扉を締めた。


「おい、エルビス。お前知り合いなんじゃないか!」


 カインさんが俺の肩を掴みガンガン揺さぶってきた。


「エルビスあんなでっかいドラゴンと知り合いなんてすごいね!」


 シルヴィがキラキラした目で俺を見ているが今のエグドラスが俺を知っているはずが無い。


「クラウドとサレンさんはここに居てほしい。雲行きが怪しいから先に見てくる。攻撃してこないところを見ると対話をする気はあるみたいだけど……」


「わかったよ。気をつけてね」


 サレンさんの方を見ると目が金色に輝いていた。


「うん。大丈夫だと思う? さっきから未来がすごい速度で変わっていってるんだけど……私がおかしくなったのかな?」


 サレンさんが先程からずっと不思議そうな顔をしていたが、そういう事だったか……。


「大丈夫だと思うから気にしないでいいよ。じゃあ俺は中に入って見るから何かあったらよろしく」


「エルビス私もついていく! エルビスに見せる機会なかったけど私、強くなったんだよ?」


 そう言ってシルヴィが俺の服を掴んだ。その目は


「俺の後ろから離れないって約束できるなら良いよ」


「わかった。離れない!」


 シルヴィがコクコクと首を何度も振る。俺はシルヴィの事を気にかけながら再び扉を開けた。


「おい、エルビスよ。話がある早く来い」


 扉の向こうからエグドラスが唸るようにそう言った。

 俺は、その扉をゆっくりと開ける。再びドラゴンの巨体が扉の隙間から見えた。


「何をちんたらしている? 早く入ってこい」


 ものすごく催促をされるので覚悟を決めて扉の隙間から中に入った。


「えっと……なんですかね? 僕たち知り合いでしたっけ?」


「ハハハ、面白いことを言う。覚えているんだろ? 事象変動が起きる前の記憶を」


「なんで覚えている?」


「クハハハハ。ドラゴンはドラゴンでも儂はどちらかと言うと精霊に近い存在だからな。時間の概念がない精霊界の魂の本体と情報をやり取りすれば思い出すわい」


 ディーネやノータは俺を媒介にしなくちゃ記憶を取り戻すことはなかった。ディーネやノータも精霊のはずなのだがどんな違いがあるのだろうか?


「覚えてるってことはここまでお前を止めに来たのは失敗だったのかな?」


「そんな事はない。今から煉獄の門を破壊しに出かける所だったからな。だがエルビスが記憶を保持しているというのなら任せてもいいか」


「ああ、そうしてくれるとありがたい。じゃあせっかくだから未来眼の持ち主と魔眼の持ち主はここで安全に預かって貰えないかな?」


「おお、良いだろう。ここで安全に守っておいてやろう」


「わかった。シルヴィちょっと呼んできてくれるか?」


「わかった。ちょっと待ってて」


 シルヴィが扉の向こうにいるみんなを呼びに走っていった。


「先の娘……シルヴィと言ったか? あの娘も預かってやろう。あの娘の魂は格が高すぎる。万が一煉獄の門に命を奪われると取り返しが付かないことになるだろう」


「そう……なのか? そっちの方が安全なら預けるけど、シルヴィに変なことしたら殺すぞ」


「一回貴様に負けている儂がそんな事すると思うのか? そんな事せんわ。安心しろ」


 背後の扉が大きな音を立てて開いた。


「連れてきたよ! エルビス」


 シルヴィが俺のもとに走ってきた。


「シルヴィとサレンさんとクラウドはここに残って欲しい。向こうの安全が確定するまでは」


「私付いていきたい!」


 シルヴィが俺の目を見てはっきりとそう言った。


「シルヴィにはここに残ってクラウドとサレンさんを守って欲しいんだ。こんな事をお願いできるのはシルヴィだけなんだよ。お願いだ」


「う……わ、わかった。エルビスがそう言うなら……私に任せて!」


 最初は困惑していたシルヴィがノリノリで待機してくれる事を了承してくれた。当初の目的とは変わったがこれで教員塔にいるカイトに攻撃を仕掛けられる。


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