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SS シルヴィの暴走


村には、ほとんど人が残っていない。この二か月でみんな去って行った。後は、うちの家とシルヴィの家だけだ。


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「エルビス!行っちゃいやだ!私と一緒にザーク市に行こうよ~」


もう2か月近くシルヴィはこう言っている。


「仕方ないだろ、ザーク市は精霊を実験動物として捕らえる研究所があるんだろ?ディーネがいるんだ。無理だって」


「ディーネなんて無視してよ~それとお父さんに潰させるから!ここの領主なんだからできるもん!」


「そう言っていますがどうですか?ゼオンさん?」


俺は、難しい顔をするゼオンにいつものように質問する。


「シルヴィ、いつも言っているだろ!ザーク研究所は俺の領の開発に精霊関係なく貢献している。無理だ」


「にゃああ!お父さんなんて大っ嫌い!消えろばか!」


そう言って一通り部屋にあるものを破壊した後どこかへ走っていった。



「はぁ~そろそろ村人の移動費よりシルヴィの破壊したものの値段の方が高くなるぞ」


心なしかまた顔がやつれている。そして部屋の中は以前と比べすっきりとしている。



「でもその苦労も明日までだ!俺たちも明日移動だ!これ以上ものが壊されないのは良いことだ」



嬉しそうに語っているがそうだろうか?俺は引っ越し先でも物を破壊しまくる気しかしない。







そして翌日



「ここは私の家だもん!私はローレン家のシルヴィじゃなくてただのシルヴィ!関係ないからエルビスと一緒に行く!」


シルヴィは空き家に籠城していた。家の周りは高位のファイアウォールで囲まれており、俺も迂闊には入れない。


「シルヴィ!出てこい!そんなところに籠城してもしょうがないだろ!あきらめろ!」


ゼオンが必死な形相で籠城している家に向かって叫ぶ。すると火の壁からファイアーボールが飛びゼオンに直撃する。


「ぐぼっば!」


俺の目の前まで、燃えながら飛んでくるゼオン。俺はすくに沈下してゼオンの燃えて失われた髪を回復の秘術を使い治す。



「す、すまない助かった。っく反抗期か?早くないか?まだ6才だろ?」


そりゃあ体は六歳だけど精神は9くらいになるだろう。ちょうどいい年齢だろ。と俺は心の中でつぶやく


「エルビス君!何とかしてくれ!」


6歳の子供に本気で大人ができない事を懇願するゼオン、なんか哀れだな。最近のゼオンがあまりにもかわいそうなので、手伝うことにした。


「シルヴィ!出てきてくれないか?俺とお話ししよう!」


そう言うとあっさりとシルヴィが家から出てきた。


「何?エルビス?遊ぶ?」


前から思っていたけどシルヴィ俺が何かに誘うと一個前にやってたこと忘れるよなぁ頭は良いはずなんだけど、なんでだろう



「シルヴィ!捕まえたぞ!さあ馬車に乗るぞ!」


「嫌だ!離せ!はげ!離せ!」


ゼオンに抱えられて輸送されるシルヴィを俺は、見続ける。


「俺は、禿げてねぇ!」


そう言ったゼオンの叫びがゼオンの叫びを残しシルヴィは馬車に乗せられ行ってしまった。

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