面倒な客の接待
今回も短め
てか毎回短め
( 'ω')
「なぁ、降参する気は無いのか?」
「なんで…なんでだよっ!こんな筈じゃねぇのに!他の奴らと違って特別な人生を歩むつもりだったのに!」
「恨み辛みぶちまけてくれても構わんけど、降参してからにしてくれよ。幾らでも聞いてやるから。」
重い短い乾いた音が辺りに響く
「がぁ…っ!」
「念には念をね。1つアドバイスをあげよう。不死を相手にする時は、手足を切り落として身動き出来ないようにした後、拷問して降参させるのが一番だよ。」
「…クソがぁっ!」
彼は倒れた体を無理やり捻りこちらを向いて目を見開いた。
そして幾つかの重い物が落ちる音がした。
それは俺の腕と脚
「ハッ、俺を舐めるからだ…自分の言った事を後悔………えっ?」
彼の腕と脚が落ちた音だった。
「そうやって相手の言う事を鵜呑みにしている奴は、戦場じゃ直ぐに死ぬんだよ。これで一つ勉強になったな。」
勿論こちらはまた死んで万全の状態。
お相手さんは理解出来てない様子だが一々説明するのも面倒くさい。
「もう一回聞いてあげようか。このまま死んで餌になるか、降参して俺のチュートリアルを聞くかどっちにする?あ、この世界じゃ、蘇生魔法はあるけど俺みたいに復活する奴は他には居ないよ。死んだら終わり。どうする?」
「じゃあまず、名前と年齢教えてくれるかな?」
「不折 刀魂です」
「近年稀に見る名前だな」