表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雑狐屋の日常  作者: 星になった狐
1/5

店内で物が壊れるのはいつも事

常々思う

何故こんな辺境まで足を運び私を尋ねるのか


「なぁ、これは幾らだ?」

「ねぇこれってどう使うの?」

「あ、おい抜かすなよ!」


私はのんびりと隠居したくてここに居るというのに


「おーい、いるー?」


それもただ1人だけが来る訳でもなく


「あ、ついでにそれも取ってよ」

「これ?落とすよー」


こんな大勢が…


「…なんてナレーターやってる場合じゃねぇ!人の商品勝手に落とすんじゃねぇぇぇぇ!」


うちの大事な商品が床に落ちる地点目掛けて頭からスライディングする

そして床に落ちる直前にギリギリキャッチ!

…なんて都合よく行くはずなく

あと一歩ほど奥にズレていたら見事にキャッチ出来たであろう残骸が目の前に広がる

そして右を見ると涙目となった商品を無残に散らせた犯人が立っている


「…ごめん、なさい…」


「…はぁぁぁ、怪我はないか?」


「…?大丈夫だよ」


「ならよかった…悪いと思うなら泣くんじゃねぇ、次から気をつけてくれりゃそれでいい、あとまた買いに来てくれりゃなおいいな」









はぁぁ…夕方になってやっと、人は捌ききれた…

なんでこんな人が来るんだよぉ…

いや、まぁ…さ、商品が売れる事は悪くない訳よ?

人が来るのも悪くない訳よ?

けど、忙しいのが嫌いで、冒頭で言ったような街からそこそこ離れた所で質素にやるつもりだったんだよ…

でも、なんでこんな人が来るのさ?!

いやきっと自分の厚い人望のおかげなんだろうそうなんだろう、そう思おう。

だけど俺の事好きならもっと低頻度で来てくれよぉ…




こんな愚痴を漏らしては居ますが毎日楽しくやってます

みんなもいらして下さい

雑狐雑狐屋(ざっこや)屋でした








この世界は殆どの人、異種族、動物、植物、物、その他諸々がチート能力持ちのなろう系あるある世界

そんな世界の中心に己こそが世界の全てと言わんばかりに大きく佇む国

この話はその国の離れにポツンとある小さい雑貨屋さんのお話です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ