表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Todesgott  作者: 黒峰白亜
2/5

Zurück. Auch Abfahrt.

その後、僕は神界に帰った。僕が住んでいたところに帰ったが雰囲気はだいぶ変わっていた。見たことも無い神や天使がほとんどで外装も変わっている。昔は石造りだったが、今はレンガ造りになっている。まあ、1000年も経ったんだから仕方ないね。時間が進み過ぎてるって?普通に考えよう。移動手段が歩くだけの僕が神界中を歩くのにどれぐらいの時間がかかると思うかな?まあ、神の寿命は無限だから時間感覚がおかしくてもしょうがないね。ちなみに餓死もしないから、食料には一切問題無い。なぜ料理を食べるのかと言うと、それは言うまでもないね。当たり前のことさ。少し歩くと大きく、なっがい髭のもじゃもじゃの神で頭に輪っかがあり、くそでかいの金毛羊の毛の布を体に巻いたくそジジイがいた。ゼウス以外にこんな奴は誰もいないだろう。

「死神!どこにいってた!1000年もいなくなって大騒ぎだぞ!」

神界中に響くぐらいの大きさの声だ。おかげで鼓膜が破れたかと思ったよ。

「すいませんね。武器を探して旅をしてましたよ。おかげで最高の武器を手に入れましたが。まあ僕がいなくなっても影響は無いと思いますが。」

と、僕はかなり嫌味っぽく言った。昔からゼウスはうるさい。僕がアポロンとよく関わっていたからそのことはよく知っている。

「とにかく来い!議会できさまを呼び出しているところだ!」

と、怒鳴り散らすように言った。(叫べばいいっていうもんじゃねぇだろ。くそじじい。)


仕方なく僕は付いていった。(議会は神界の最高峰が集まるところでそこの決定は絶対。つまり僕の存在さえも消し去ることもできる。)議会のある建物は立派だ。壁はオリハルコンででき、周囲は結界で囲まれていて、防御は完璧だ。中に光を一切通さない仕組みになっているが、中から光を付けているので問題無い。光に毒を加えるという輩もいるからね。僕が議会の部屋に入ると一斉に僕の方に視線が来た。(うえっ。速く終わらせよ...。)

「今日はなんの用ですか?1000年も行方をくらませていた罰ですか?めんどくさいのでさっさと終わらせてくださいよ。」

と、明らかめんどくさそうに言った。めんどくさいのは事実だ。議会にいた13人が睨みつけた(ゼウスを含む。)どいつもこいつもじじいとばばあでうるさそうだ。こういうのは昔からいるような神がいるからな。ガイア、カオス、ウラヌス、アザトース、ヴィシュヌ、ブラフマー、シヴァ、オーディン、トール、アッラート、ヤハウェ、アトゥムは今んところの議会のメンバーで睨みつけた奴だな。カオスが何かを言いかけた時、議会にいた1番偉そうな奴が静止させた。偉そうな声かと思ったら優しい声だった。

「やめなさい。私が彼を読んだのは叱るためではありません。」

うーん。なんだろ他に理由が見つからない。と、思ってたら1人の男が椅子の後ろから出てきた。(椅子の大きさはそれぞれの神に合った大きさで2mを超えるものは多い。)僕はそいつを知っていた。昔同じところに住んでいてよく遊んだ気がするので名前は...

「死神、君は知っていると思うが、私の息子のクリオンだ。」

思い出した。クリオンだ。神が長くて後ろから見たら女神と間違えそうなやつだ。優しい顔をしているから人気だったな。ゼウスみたいに金毛羊の毛の服を前進に来ていたが、ゼウスとは違って偉そうなやつではなかったな。今も全く変わってない。神は基本的には不変だな。

「死神、久しぶりだね。昔、僕が全能神の息子だと知っても他の神の子どもと同じように接してくれた君にお願いがあるんだ。」

あいつ全能神の息子だったのか...。通りで親父の方は発言力があるわけだ。ってか全能神の息子だって気づいてなかったし。

「で?なんの用?僕に頼めることなら他の神にも頼めると思うんだけど。」

と、言ったが、なんか目を輝かせながら言ってきた。

「君!また旅をするんだろ?僕も連れて行ってよ!」

えっ、なんで。そんなことになってんの?

「僕がまた旅をするなんていつ言ったっけ?」

と、たぶんどうでもよさそうな質問をした。すると父親が口を挟む。

「君が帰ってきた時に未来を少し覗かせてもらった。君はここを良く思っていないのですぐに出て行くだろう。」

うん。その通り。

「まあわかりました。僕にできることならなんでもするよ。」

と、気楽言った。

「だが、息子は強いが、念のために君の強さを計らせてもらう。その鎌、私も初めて見た。どのような武器か興味深い。皆、入って来てくれ。」

と、言うと僕が入ってきた扉とは別の扉、この議会には東西南北の4箇所に扉がある。そこから何人かが入ってきた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ