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異世界コンビニ、ネコ耳おっさん繁盛記! ハードモードな異世界で、目指せっ! コンビニパワーで、皆でハッピーもふもふスローライフ?  作者: MITT
第五章「結成、クロイエ親衛隊!」

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第四十一話「新しい朝が来たら、朝チュンだった件について」④

 シャッテルン公爵は……ロメオ貴族の最大勢力北方貴族連の親分さんみたいな大貴族で、他に軍部を取り仕切るマルステラ公、南部の港湾都市ロキシスを押さえてるロキシウス侯爵と並んで、ロメオの三大貴族と言われる大物中の大物。


 元々、このロメオ王国は、この辺にあった大小10個くらいの国が、涼介さんの声掛けで合併して出来た国で、その中でもひときわ大きい二つの国が、北方山岳地帯を支配していたシャッテルン王国と、現王都付近を支配していたマルステラ王国だった。

 

 要するに、この二大公爵家はいわば、元王族。

 ロメオでも重鎮中の重鎮と言える。

 

 ロキシウス侯爵も、港の名前がそのまんま、ロキシス港なんて呼ばれてるロメオ最大の港湾都市のボス。

 商人ギルドとも深いつながりがあるやっぱり、重鎮。


 うちの最寄りの大都市ラキソムの領主ロンデウム侯爵も重鎮なんだけど、ロキシウス侯爵はロメオ海商船団を一手に取り仕切り、ロメオを交易国家として盛り立てた、言わば立役者で、格としては二大公爵に比肩する……そう言う人物なのだ。


 なにより、この世界の商船ってのは基本武装商船、海兵が乗り込み、弩やら投石機で武装した軍艦のようなもの。

 商船の数がそのまま、海軍力に直結する……その商船団を取り仕切ってる以上、事実上の海軍の元締めでもある訳で……。


 この三人がロメオの貴族達の事実上の頂点で、三大貴族と呼ばれるのも納得な訳だよ。


 いずれにせよ、三大貴族のシャッテルン公爵家なんて、絶対に敵に回しちゃ駄目。

 

 この子に恥をかかせた挙げ句、里帰りなんてなったら、絶対シャッテルン公は激怒する……国内に変な波風立てない為にも、この子とはむしろ、全力で仲良くしないといけない。


 幸いにも本人は、僕の嫁さんになることについては全く疑問を持ってないし、この様子だと、はい、喜んで! とかそんな調子だろうから、多分、このままほっといても問題ない。

 

 一夫多妻も貴族社会じゃ、割と普通みたいだし、もう押し掛け嫁って事でいいよ! はい、決定!

 

 でも、親衛隊って名目でここまで来たとなると、クロイエ様への忠誠心とかはどうなのかな?


 親衛隊の子達って、貴族子女の社会進出の取っ掛かりになるって、張り切ってる子が多いって聞くけど、この子はむしろ、政略結婚でお嫁さんになって、オッケーと旧態依然の考えみたいだし……。

 

 まがりなりにも隊長格が、お家の事情優先って……それでいいのかなぁ……良く解んないや。

 

 まぁ、扱いとしては実戦部隊と言うより、軍隊の真似事をしてる程度のお飾りで十分って話だったし、最低限自分の身を守れるくらいは、鍛えてもらって、カッコよく行進したり、キビキビ統率の取れた動きが出来るようになるとか、そんなもんで十分だろうって思ってはいた。

 

 この子なんかは……腕とかめっちゃ細いし、剣とか握った事あるかどうかも怪しい。

 

 よく見たら、ちんまりと短い装飾過多って感じのキラッキラな剣がベッドの横に立てかけたあったりもするんだけどね……これ、どう見ても実戦向けじゃないでしょ?


 こんなオモチャみたいな剣を後生大事に抱えてる時点で、この子……自分で戦うつもりなんかなさげ。

 

 けどまぁ、僕も雑用やってくれる秘書官くらい欲しいと思ってたしなぁ……。

 

 秘書官として、側に置いといて、いつも連れ歩くとか……そんなんでも、満足しそうだしな……この子。

 そして、いざって時は僕がこの子を守ってあげるんだ……男らしくねっ!

 

 守られ系主人公とか、そろそろ卒業したいから、そう言うのもありかも知んないね。

 そんな風に考えつつ、セルマイル嬢をじっと見つめると、困ったように俯かれる。


「す、すみません……。そんなじっと見られてると、旦那様といえど、なんだか恥ずかしいですね。でも、旦那様には私の身体の隅々まで見られちゃったし、これからは毎日のようにお見せしないと……なんですよねっ? 思ったよりも恥ずかしいんですね……子作りって……。それと私、何が間違ってたんです?」


 そんな事を言いながら、耳まで赤くして、胸ガードしつつ、テレッテレな感じで、こっちをチラ見しては、一生懸命目線を逸してる……。

 そのクセ、ジリっとこっちに近づきながら、そろそろと手を伸ばして、指先だけちょんと触って、パッと引っ込める……なんてやってる。

 

 ……う、うん。 

 キリカさんとか、ランシアさんには無い、まさに初々しいって反応だな……。


 恥じらいもなにもないあの二人と比較するのが間違ってるんだが。

 こりゃ、僕が無神経だったな。


 と言うか、そろそろ黙らせないと、なんだか、どんどん妙な既成事実が作られていってるような……。

 

 そんなガバーッと全身、余すところなんて見てないっつーのっ!

 

 まぁ、見た箇所としては……お胸さんはバッチリ見えた。

 形はまさにロケットパイオツ! その頂点は、薄い桜色でなんとも控えめな感じで……まさにビューティフォーッ!

 

 かすかに覚えてるその感触はヤバイの一言。

 判定、S級……グラビアアイドルも顔負けだ。


 なんだかんだで、下の方も……チラチラと見せてくれてるんだよね。

 まぁ、どっかの司教様と違って、十分合格水準ですね……うん。


 何より、そのヒップラインは見事……白いビキニとか超似合いそう。


「えっと、その……なんだ! 綺麗だったから、思わず見とれてしまったよ。うーんと、そ、そうだね……何がって……別にいいか。うん! 気にしなくていいから! ああ、それと一回や二回、同衾したからって、子供なんて出来ないからね? それ位知ってるだろ?」


 ううっ、ついつい嘘ついちゃったよ。 

 知らないほうが悪い……その程度の知識しかないってのなら、それはそれで、安全パイって奴だし……。

 

 けど、こんなのに毎日布団に潜り込まれたら、僕の理性がいつまで持つか解らない。

 清楚系エロボディってなにそれ? これ思った以上につええっ!


 ウッカリ野獣モードで襲いかかって、泣かれた挙げ句、もう実家に帰りますぅ……とかなったら、えらいこっちゃだし……。

 こりゃむしろ、取り扱い注意だな……うん。


 つか、綺麗だったから、思わず見とれたと言う言葉に反応して、もうテレテッレになってる……。

 まぁ、見惚れたのは事実なんだけど……。

 

 多分、男と付き合うとかそんなの縁無かっただろうから、こんな褒め言葉一つでこんなになるのか……。

 余程、照れてるらしく、顔の赤みが他にも伝染して、やたら白い肌が桜色に染まっていって、なんとも色っぽい。


 やっべぇ、不覚にもこれ超可愛い……とか思ってしまったよ。 

 十五歳とか……高校生とか中学くらいでしょー? まぁ、可愛い盛りって奴じゃあるわな。

 

 まぁ……当面は、本人も適当に丸め込んで、健全路線でのお付き合いかな。


 うんうん、健全、健全ーっ!


「ええっ! 一回だけじゃ駄目なんですか! い、いえ……そうですよね! 私ったら、うっかりしてました! ですよね! そうなると、出来るまで何度も……ううっ、恥ずかしいよぉ……」


 ベッドにゴロンと転がって、シーツに包まりながら顔を隠して悶てる……。

 

 だーかーらー! なんなんだよ……このいちいち、萌えを刺激する言動はっ!

 つか、信じるなよ……少しは疑って!


 考えてみれば、隊長さんなんだし、誰か部下の子にでも事情話して助けてもらおうかな……。


 けど、君の隊長さんにちゃんとした性知識を教えてあげてって……僕が頼むの?

 ……それって、どんな罰ゲームだよ。

 

 とは言え、ロメオ貴族のベットマナーなんて、知らんしなぁ……。

 中世ヨーロッパとかでも、なんか色々ややこしい手順だのシキタリみたいなのがあったって話だけど。


 そんなの誰も教えてくれなかったし、まさかクロイエ様に聞く訳にもいかない……。

 うーん、他に貴族の知り合いとなると……パーラムさんとか、ラナさんとか?


 あの二人なら、教えてくれそうだけど。

 分厚いテキストドーンと用意されて、ホワイトボード掲げて、大真面目にこの世界の歴史と伝統やらを交えて……とか大仰な授業が始まりそう。


 やっぱ、罰ゲームじゃねぇか!

 

 アージュさんあたりなら知ってそうだけど、あの人はあの人で、純情派だから、ぶっちゃけとっても怪しいし、実演とか言い出しそうだから、やっぱり駄目な予感しかしない。


 もういいや、成り行きに任せよう……なげやーりっ!


「はははっ! まぁ……そんなに恥ずかしいなら、無理なんてしなくていいよ。僕はこうやって、キミを見てるだけで、幸せな気分になるんだからさ」


 まぁ、これは本音だよな。

 こうやって見てるだけで、微笑ましい気分になる……癒やされるっつーか、なんつーか。


「ホントですか? ふふっ、奇遇ですね……私も、旦那さまの寝顔を見てるだけで、とっても幸せでしたよっ。こっそり腕枕とかさせてもらっちゃったし……わっ、言っちゃった」


 そう言って、にっこり笑顔。

 

 うぉおおお、キリカさんやランシアさんには悪いけど、この純真さだけは二人には無いっ! 

 ときめく、ときめく、メモリアルッ! ってヤツだぁああアッ!


「あ、あの……ところで、クロイエ様が旦那様の第一夫人という話でしたが、私は何番目なんでしょうかね……。他にも何人かご夫人がいらっしゃると聞き及んでおりますが……私は気にしませんよ。さすがに女王陛下には勝てませんからね」


 なんて、健気な子なんだ……。

 なんと言うか、雷鳴にでも打たれたかのような思いだった。

 

 ああ、まぁ……実はそう言う事でしてね。

 そう……栄えある我が第一夫人の称号は、そう言う事になってしまったのだよ。


 はい、次回予告!!

「クロイエ陛下の婿取り騒動」


 回想シーン入りますよー! メメタァッ!

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