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異世界コンビニ、ネコ耳おっさん繁盛記! ハードモードな異世界で、目指せっ! コンビニパワーで、皆でハッピーもふもふスローライフ?  作者: MITT
第五章「結成、クロイエ親衛隊!」

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第四十一話「新しい朝が来たら、朝チュンだった件について」①

 ……新しい朝が来たっ! 希望のあーさーっ! だーっ!

 

 昨日は珍しく布団で寝れた上に、いつも布団に潜り込んで来ては、戦いを挑んでくる二人は、里帰り中なので、久々に一人の朝を迎えることが出来たのだった。


「いやぁ、よく晴れた素晴らしい朝だ……!」


 思わず、独り言をつぶやきながら、伸びをする……ああ、日差しが気持ちいいなぁ。

 でもなんか、じっとり汗かいてるから、まずはシャワーでも浴びてさっぱりと……だね。


「そうですねぇ……。これがいわゆる朝チュンというものですかぁ……。気持ちいい朝ですね! 旦那様ぁ、昨夜は、お楽しみいただけましたかぁ?」


 ……聞き慣れない甘えた感じの声がすぐとなり、背中越しに聞こえた

 

 声の方に向き直ると、スマートな体系の金髪ロングヘア。

 ほんわかした雰囲気の女の子がシーツに包まれて、うつ伏せになりながら、気だるそうに目をこすっていた。


 なお、まったく見覚えがない娘だ。

 

 ベッドの横のサイドテーブルに、見慣れない赤いメイド服みたいなのが丁寧に畳んで置いてあった。

 ついでに言うと、こっちの世界の女子の標準的な下着、白ズロースなんかも一緒に畳んである……なんとも、律儀な子らしい。


 と言うか、要するにパンツなズロースがそこにあるということは……?


 シーツから覗く、細い肩、うつぶせになっていても、それなりの主張をしてる割と大きめの胸と、細身の割にどーんと目立つお尻のライン……どうみても、この子素っ裸だった。


 しっかし、肌のキメ細かさが半端じゃないな……十代……だよな、どうみても。

 すっげぇ、触り心地よさそうなんだけど……。


 だがしかしっ! ここで要らないコトすると、きっとドツボにはまる。

 自重しろ! 自重っ! 性欲に身を任せた結果、どうなった自分?


「……き、君、だれ? と言うか、ど、どう言う状況? これ」


 しどろもどろな感じで、慌てて、目線を逸しながら、昨日の行動を思い起こす……。

 なんか変な汗がブワッと湧いてくる。


 待て、考えろ……考えるんだ。

 

 一日の業務を終えて、コンビニのバックヤードでビール片手にストコンで商品発注しながら、くつろいでた。

 はい、コレまで日常パート。

 

 こっからが非日常な? 突発イベントが発生したんだ!

 

 新設されたクロイエ様親衛隊って、新部隊のメンバーの第一陣が大幅遅延の上での到着っ!


 まさに突発イベントだよなぁ……その上、早速、クロイエ様へ到着の報告と、ご挨拶をしたい……なんて、ご要望をされていると言うことで、ラドクリフさんが僕のところへ案内してきてくれたんだ。

 

 まぁ、当然ながら日付も変わるくらいの深夜遅くだったから、クロイエ様はとっくにオネムの時間。

 なんでまぁ、クロイエ様の代理として、この僕が報告書を受領した上で、人員移送任務の完遂を宣言したんだよ。


 なお、移送する人員ってのは、彼女達自身の事なので、なんだか酷いマッチポンプみたいなんだが、要するにどこそこへ行って来いと言うお使い任務の事をそう称するらしい。

 

 おまけに、お嬢様方無事にご到着ですと、ロメオ本国にも緊急連絡しないといけなかったし……などなど、そんな調子で、割と大忙しだったのだ……。


 うん、うん……思い出したよ!

 親衛隊第一陣のメンバーのひとりに、こんな感じのホンワカパッパな感じの娘がいた!


 一通り全員集めてから、点呼取って、「君達、長旅お疲れ様だったねー!」って労ってやって、コンビニの売れ残り商品、飲み物とお弁当、それにお菓子なんかを全員に配って、すでに村の外れに作ってあった親衛隊宿舎に、揃ってにこにこ笑顔で引き上げていったはずなんだけど……。


 まぁ、概ねこんな感じだったかなぁ……うん。

 特定の誰かに君、可愛いねとか、贔屓したりとか、ガン見したりとか、そんなんはしなかった。


 まぁ、予定到着日を三日くらいぶっちぎってた上に全員、ボロボロのヨレヨレって感じだったんで、早く休ませてあげないとと思って、色々省略したってのは事実なんだけどね。


 ちなみに、後一日到着が遅れるようなら、どっかで遭難したと判断し、全警備隊総出での捜索が開始されるはずだったのだけど。

 

 そのギリギリでの到着だった……なんでも、最後の最後で馬車が壊れたり、ぬかるみにハマったりで、全滅したとかで、全員徒歩で、最後の50kmくらいを三日くらいで踏破してきたらしかった。


 完全徒歩で、このジャングルを50kmとか……まぁ、余裕を持って一週間くらいってのが普通だから、むしろ、がんばった! つか、良く無事に辿り着いた! エライって感じだったのだよ。

 

「うふふ……うら若き女子とですねぇ……裸で同衾……ともなれば、殿方は責任を取るべきなんですよね? そうなんですよね? えっと、あのぉ……旦那様って呼んでいいですかぁ? きゃっ、言っちゃった……」


 僕の質問は華麗にスルー。

 だから、君は誰? なんで、そんなカッコでそこにいるのか答えになってなーいっ!


 ……キャピキャピした口調で、なかなか可愛いんだけど……。


 いかんせん、何言ってるか解かんねーよっ!

 

 ……僕は、普通に服着てるし、なんもした覚えないんスけど。

 今回ばっかりは断固として、無罪!


 と言うか、旦那様って……責任取れって……?


 あ、もしかして、この子、押しかけ嫁志願かなにかなのかな? 

 さすがに、こんなアグレッシブなのは初めてなんだが、そもそも、嫁は間に合ってるんだよなぁ……。


 なんで、会ったばかりのどうみても10代の子を連れ込んで同衾……なんてやらんといかんのだ。

 昨日は珍しく酔いもせずに、ちゃんと部屋に鍵もかけて、寝たんだけどなぁ。


 うーむ、不法侵入? 夜這い……そんなところ?

 ランシアさんとキリカさんの不在で、我が家のセキュリティ、絶賛低下中なんだよね。

 

 そういや、窓の鍵はかけてなかったような……。


「……良くわかんないけど、誰かに見つかって、いらない誤解される前にサッサと服着てねー」


「ええっ! えっと、えっとぉっ! つ、続きがあるんですよぉ? さ、昨夜はあんなに激しく愛し合ったのに……ですよね? わ、私とですね! あのっ! そのーっ。い、一夜限りのぉ、お遊びだったんですか? やっぱり、ここは私の純潔をですねぇ……呵責なく……じゃなくて、容赦なく奪ったことについてー、男らしく責任を取ってですねぇ……って、セリフこれで良かったのかなぁ……?」


 なんだか、如何にもそれっぽいセリフを言ってるけど、いかんせん棒読みじゃ、説得力無いぞー。


 自分で何言ってるか、ちゃんと意味解ってて言ってるのかなぁ……。

 疑問系で不義を責められるって、中々斬新だよ。


 しっかし、こう言っちゃなんだけど、如何にも集団行動中とかで、勝手にはぐれて迷子になりそうな感じの子だし……。

 口調もなんともおっとりした感じで、とろフワしてて、とてもこんな無茶をやりそうな子には見えない。


 誰かに無理やりやらされてる感が見え隠れしてる……と言うか、台本みたいなのがあって、それをうろ覚えで読み上げてるような感じだよね……?


 なんか色々、裏がありそうなんだけど……。

 

 罰ゲームとか新手のイジメとかじゃないよな……。

 

 ラブレターもらって、ウキウキで指定された場所に行ったら、馬鹿っぽい女子が本気にしてんじゃねーよと逆ギレ。

 続いて、木の陰から、ガラの悪い釘バットとマスク装備の女ヤンキーが登場し、もうお前帰っていいよってやられたあの夏……。


 ううっ、あ、頭が! これは思い出してはいけないやつだ!

 そして、高倉健太郎は考えるのを止めた……。


 じゃなくてっ!

 と言うか、この子のペースに合わせてたら、いつまで経っても本題に入れそうもなかった。


 なんとなく、目的も解ってきたし、これはもうきっぱりと処断するしか無い!


「解った! もう、みなまで言わんでよろしいっ! さては、君、何処ぞの貴族の娘さんで、政略結婚目当ての押しかけ女房志願ってとこでしょ? もうね、そう言うのは止めてほしいのよ。えーと、名前……覚えてないんだけど……誰だっけ? 見覚えはあるんだけどなぁ……」


 うん、思い出してきた……親衛隊第一陣のなんかリーダー格っぽい子だった。

 

 でも、なんか目が合ったら、急にガチガチになって、途中でフリーズしちゃって……。

 そしたら、隣の子がカンペ広げてくれて、回りの子全員でがんばれーって応援してるとかそんな調子だった。


 ちなみに、お菓子あげたら、一番喜んでたのを覚えてる。

 どっちかと言うと素朴なゆるふわ系って感じで、こう言う事をしそうな感じには見えなかったんだけどなぁ……。


「……ええっ! 名前も覚えてないなんて、そんな……。ううっ、私、セルマイル・シャッテルン……シャッテルン公爵の娘……ですぅ。お友達……一緒に来てくれた第一小隊の皆なんですけどぉ……。皆はセルマって略して呼んでくれます。私も気に入ってるんで、旦那さまぁも是非にですねぇ。そう呼んでいただけたらなぁって思いまぁす」


「あ、はぁい。ご丁寧にどうもぉ……セルマちゃんかぁ。確かに呼びやすくて良いねぇ……。僕は高倉健太郎。一応、ケントゥリ・フォル・タルカシアスって名前もあるけど、どっちかと言うと、高倉さんとかオーナーさんとか、そんな風に呼ばれることが多いかな。まぁ、好きに呼ぶと良いよぉ」


 だから、このとろフワ調、伝染るんだって!


「なるほどぉ、では間を取って旦那さまとお呼びしますねぇ。ああ、私ったらはしたない。まるで、本妻気取りだって怒られちゃいますぅ!」


 間取ってないし! 名前覚える気とか無いでしょ? 君。

 

 ……ああ、なんか解ってきたよ。


 この人の話全然聞いちゃいない感。

 一人でどこまでも行って、周りの人を置いてけぼりにしそうなこの独特の空気。


 こう言うのって、いわゆるマイワールド系だったかな? 


 基本独自ルールの山だから、何しでかすか全く読めない困ったちゃん。


 つまり、なんかやべーのキターッ!

新章開幕です。

本来は最終章「帝国の逆襲」編の予定でしたが。


しばらく、寄り道して、ギャルゲーみたいな話をちょっとやろうかなと。

なおヒロイン枠は、この三人娘なので、他の子達はちょっと影薄くなりますが、そんなもんだろ。


引き続き、猫コンをよろしくお願いします!

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